今回も女性のご相談者で抜け毛を減らしたくて、抜け毛を減らした話になります。ここのところ、コロナの影響もあり相談室にいらっしゃる方は少ないのですが、それに代わってメールやLINE・オンライン(ZOOM)でのご相談者が増えています。
男性・女性ともに抜け毛のことを訴える方が多く、女性の方が抜け毛を気にされる割合がより多いです。メールやLINE・オンライン(ZOOM)になると、圧倒的に女性の方が多いです。
抜け毛が少なかったのに、急に抜け毛が増えた
薄毛になる前には、多くの場合抜け毛が減っていることが多いです。相談室でも全てのご相談者には、薄毛になった時のことではなく、薄毛になる前の抜け毛を根ほり葉ほりお聞きします。ほぼ間違いなく、抜け毛は目立たなかったとおっしゃいます。
その前の抜け毛のこと(概ね3年~6年か10年前)は、ほとんど人は覚えていません。ま、普通は覚えていませんね。薄毛になったからこそ、その前後の抜け毛のことは覚えていますが、その前となると薄毛にはなっていないので抜け毛自体は気にしていないので覚えていないのです。
その為、抜け毛が増えた時よりも、ずっと前のこと(概ね3年~6年か10年前)のヘアケアの習慣やシャンプーのことをお聞きします。すると、どこかでシャンプーを変えたりしていることが多いので、シャンプーを変えた理由をお聞きするのです。すると、そこに薄毛を治す大きなヒントが隠れているのです。
なぜシャンプーを変えるのでしょうか?全ての人はそうではありませんが、抜け毛が増えて薄毛になるような方の場合、スタイルが決まらなかったり、セットできづらくなったり、毛に腰が無くなったり、毛がうねってきたり等々の髪の毛の何らかの不満が出てきた時なんですね。頭皮にフケが出てきた時等頭皮のこともありますが、圧倒的に髪の毛です。
抜け毛が減る前に髪の毛に異変が・・・
抜け毛が減り始める前に、何らかの髪の毛の異変が出てきているのです。たぶん、それまで行っていたヘアケアの習慣(カラーや縮毛矯正を含む)により、頭皮が弱って血行が悪くなって、ご自身本来の毛質ではなくなり始めていたのだろうと思われるのです。
この時相談するのは、身近にいる美容師さんであることが多く、美容師さんに聞くと大抵の場合、そのお店で扱っているシャンプーを勧められます。すると、髪の質をよく魅せるのが目的であることが多いので、多少は髪の毛の不満は解消されることが多いです。その為それを使い続けることになります。
でも、それはあくまでも見せかけが良くなっているだけなので、いずれ同じような不満を持つことになりますが、この時にはさらに頭皮の血行が低下しているので抜け毛自体は減った状態が続きますね。
今回のご相談者は、その前に抜け毛が増えていて(薄毛にはなっていなかった)、それを減らしたくて「抜け毛を減らす育毛」をうたい文句にして提供している美容室に通われたらしいです。
抜け毛は減ったが、敏感な頭皮になってしまう
やっぱりここでもヘッドスパで抜け毛が減ると訴えていたらしいですね。
確かに続けていると抜け毛自体は減ったらしいですが、その後が大変だったらしいです。育毛剤等も使用していたらしいのですが、急にシャンプーを始め育毛剤も使えないくらいに敏感になってしまい、再度抜け毛が急増してしまい、何をどうして良いか分からずご相談のメールを下さったのです。
ここまでなる前にご相談下さいな、って状態でした。さらに悪いことに、いろんな育毛剤を2年近く使い続けていたらしいです。
結果、頭皮の皮脂の分泌が増えて髪の毛はベトベトで、頭皮は何も使えないくらいに敏感になり湯シャンしかできず、抜け毛が多いままで全く減る見込みがなく、という悲惨な状態になっているのです。
確かに、この女性がご自分で選んだ方法や製品ですが、それを勧めているのが公的資格を持っている美容師であり、間に皮膚科医の先生も入っていますから、資格を持っているから大丈夫と考えるのも問題ありかもしれないなぁって思ってしまいます。
こんな時はどうするか?
何にもできません。何かをやったら、それがどんなに優しいことであっても敏感に反応して、さらに症状を悪化させます。が、改善できる方法はあります。それをここで具体的に方法論を書くと、真似をして失敗する人や助言に活かして悩んでいる人に迷惑がかかるので書きません。もし、同じような症状で悩んでいる人がいましたら、ご相談下さいませ。
かなり慎重に症状を確認しながら進めないとダメなので少々面倒ですが、一つ一つ少しずつ改善していけば改善できる方法はあります。弊社でケアをしている人で「これ私のことかな?」と感じたら、たぶんそうです。
この方が、どうなっていったか?は、ケアを続けられていれば、どこかで続編を書きたいと思います。
最初の段階=髪の毛に今までと違う異変が出来たら、小手先の方法を採らずにその原因を明らかにして、その原因を改善するケアを採る方が、最終的には安上がりで確実性が高いと言えますね。
以下の「非常識な育毛読本」も参考になると思いますよ。
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