育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



【交感神経の興奮が治まらない】

人の自律神経が緊張している状態とは、交感神経は優位にたって興奮している状態です。こんな状態だと毛細血管が収縮するので血の巡りが悪くなるのです。

通常、人の自律神経は、日中は交感神経が優位にたっていて、夜寝る時には副交感神経が優位にたっています。それぞれに役割があるのですね。
・交感神経は、活動する為の神経
・副交感神経は、休息する為の神経

【気を使い過ぎするのは】

先日いらっしゃったご相談者の方は、まさに交感神経が優位に立ちすぎているタイプの薄毛でした。と言うよりも、びまん性脱毛症と言ってもおかしくないような抜け方でした。

ご本人は、あまり感じていないようででしたが、気を使い過ぎることで交感神経が興奮しているのです。その為、毛細血管が収縮して毛が巡らなくなります。その為でしょう。抜け毛が異常に多いのです。お湯で洗うだけですが、長い毛ばかりがばっさりと抜けます。

先の尖がった短い毛や細い毛はほとんど抜けず、長い毛が大量に抜けるのです。まさにびまん性脱毛症と言って良いくらいの抜け方です。
特に、交感神経が興奮して毛細血管が緊張している場合には、お湯洗髪すると頭皮の緊張が緩むので、成長している途中で毛が大量に抜けます。

このご相談者の場合、もみあげと耳の上側が、交換神経が興奮している薄毛の特徴を表していました。

【頭皮の緊張が緩むと】

お湯洗髪で頭皮の緊張が緩むと、副交感神経が優位になるので今まで収縮していた毛細血管に血が巡り始めるのです。その為、いきなり毛に元気が出ます。この状態が続かないと毛が育つようにはなりませんが、毛が育つ前に一度かなりのボリウムダウンをすることが多いです。

理由は簡単です。

毛細血管に血が巡り始めると、成長しなくなっている毛が抜けるのが先だからです。
多くの人は、生えている毛は全て生きていると思っていますが、脱毛症であっても薄毛であっても、生えている毛の中には育たなかうなっている毛がたくさん残っているものです。

脱毛症や薄毛になるような頭皮ですから、頭皮の新陳代謝が悪くなっているのです。その為、抜けずに残っている駄目な毛が多いのですね。こんな毛は抜けるのが先になるので、ボリウムダウンすることがほとんどなのです。

問題は、その後。
脱毛症の場合は、いきなり元気な太い長い毛が戻り始めるので、1年程度で見違えるように変わります。
薄毛の場合は、何回か生え替わりながら少しずつ改善するので、改善には年月がかかります。

所謂、男性型脱毛症とは、脱毛症と言う名前が付いていますが、本当は男性型薄毛のことです。言葉の意味を間違えないようにして下さいね。これは、2010年に日本の皮膚科学会が出した男性型脱毛症診療のガイドラインに、病態としてちゃんと記述されています。それを読めば、脱毛症ではなく薄毛であることが良く分かります。

にも関わらず、男性型脱毛症って言うのですね。説明と表現が違うっておかしいです。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )



« パンフレット... 全体を見るか... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。