【体も変われば頭皮や顔も変わる】先日のご相談者は、局部的な写真を送って下さり、「ここが駄目なんです。気になるのです。」とメールを下さいました。実は、育毛のご相談をお受けしていて一番困難なのが、局部の写真を見ての良い悪いの判断です。
何故なら、人の体や顔つき・骨格・髪の生え方等々は全て年齢を重ねると変わるからです。
例えば、今20歳の人の顔や骨格・髪の生え方は、10歳の時と同じでしょうか?
例えば、今40歳の人の顔や骨格・髪の生え方は、20歳の時と同じでしょうか?
同窓会なんかをした時にはこれがよく分かります。面影は残っているが、やはり変化しているのです(ただし、毛が薄くなっていると言う話ではありません)。
TOKIOの松岡くんなんかでも、生え際はデビュー当時とは違っています。
人は年齢を重ねると変化するものなので、生え際の変化を後退とかM字ハゲと言うのは、ほとんどの場合変化であることが多いです。
【拡大写真では分からない】私は、相談室を開設した時には、ご相談者のお写真をかなり拡大して撮影していました。デジカメの画面一杯になるように薄い部分を撮影していたのです。
こんな撮影をしていると、見た目には明らかに改善傾向になっているのに、写真で比べると全く変化していないように映ります。
育毛の効果の出方が分かってから、デジカメの画面には両肩が入るくらいの大きさで撮影するようにしました。すると、改善度が良く分かるようになり、改善できていることと部位の判断が付くようになったのですね。
【最初は全体から】育毛の効果の出方は、一番最初は毛の腰やハリが出てきて元気になることです。同時に心身も元気になることが絶対に必要です。心身が健康になってこないと、全身の血の巡りが良くならないので、毛が増えようとしても途中で効果に繋がらなくなって、効果が出ているのに増えないなんて変な状態になってしまうからです。
そして、一番怖いのが育毛のケアを止めた後に、元に戻ってしまうことさえあるのです。
ですから、頭皮と心身の健康を高めることを主眼にしたケアを、弊社では行っているのです。
頭皮と心身の健康を高めながらケアを行っていると、最初は全体的に見た感じのイメージが違ってきます。その効果を継続していくと段々と本当に増えるようになっていき、最終的に局部的な効果にも繋がっていきます。
ただ、脱毛症とは違い、薄毛の場合は毛の太さや寿命がゼロになってしまったところには毛は戻りません(脱毛症は太さや寿命がそのままで抜けてしまって、次に生え替わってこない症状)。ですから、薄毛は早めに取り組む方が改善度が高いのです。
ちなみに、世間で言われている男性型の脱毛症は、段々と太さや寿命が短くなっていく症状を言うのですから(2010年日本の皮膚科学会のが出した男性型脱毛症診療ガイドラインをよく読んで下さい)本当の意味での脱毛症ではありません。男性型薄毛と表現する方が正しいです。そういった意味で女性の薄毛も、女性型薄毛と言った方が正しいです。
ですから、全体のイメージを改善することを主にして、局部的な部分的改善はその後に考慮する方が効果的です。
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