水戸市内のレギュラーガソリン価格は現在184円。
地域によってバラツキはありますが、全国平均価格は185円を越えているようです。
既に6兆円の補助金を元売に出している中、今後いつまで続けられるのか?と言った疑問も出てきます。
現在のガソリン高は、OPECプラスの減産継続により原油価格も上昇傾向にありますが、主に円安が影響しています。
OPECプラスが自ら増産に動く事は今のところ考えられないし、
円安に歯止めが掛けられない限り、ガソリン価格の上昇は避けられないでしょう。
私たちも出来る限り安く販売したいし、わざわざ高い看板を掲げて販売しようとも思いませんよね。
何処のSSでも精一杯の事はしているはずです。
ところで、ガソリンスタンドでは、
レギュラーガソリン・ハイオクガソリン・軽油・灯油を取り扱っていますが、
なぜ、それぞれ価格が違うかご存知でしょうか?
実は、原油を輸入してから製品を作るまでの精製コストは、リッター換算するとそれ程大きな変わりは無いのです。
(厳密に言うと、常圧蒸留装置から沸点の差で回収されるそれぞれの留分からの精製過程は異なっています。)
一番大きく異なるのは、税金の違いなんです。
ハイオクとレギュラーは、精製方法が異なり多少コストに影響しますが、ハイオクとレギュラーは、それぞれ1リッターあたりガソリン税53.8円がかかっているのです。
さらに、ガソリンコストとガソリン税を含めた上に消費税が上乗せされています。
軽油は、軽油税が32.1円で、軽油税には消費税はかかりません。
軽油コストに消費税をプラスし、32.1円を加えたものが、軽油価格となっています。
灯油は、灯油コストに消費税を加えたものが、灯油価格となっています。
と言う事で、油種ごとの価格差は主に税金のかかり具合という事になりますね。
そこで論議されるべきは、ガソリン税についてなのです。
消費税が上乗せされる二重課税にもなっているし、暫定税率の問題もあるし...。
話しが長くなるので、詳しくは後ほど。