野球小僧

第77期名人戦・順位戦 C級2組 最終結果

将棋の第77期順位戦C級2組の最終戦が7日、東西の将棋会館で行われ、佐藤和俊六段が9勝1敗、石井健太郎五段が8勝2敗でC級1組への昇級を決めました。既に昇級を確定させていた及川拓馬六段も勝利し、10勝0敗でリーグ戦を締めくくりました。

ここでの注目は、何といっても佐藤六段でしょう。デビュー以来、C級2組の在籍15期目にしての初昇級になります。

「けっこう長いことやっていますけど…初めて結果らしい結果が出たので…うれしく思います…。終盤は震えて…危ない勝ち方になりました」

佐藤六段は棋士養成機関「奨励会」に在籍していた2003年、四段(棋士)昇段への年齢制限となる26歳まで残り1年のときに、三段リーグを突破して、ぎりぎり棋士になりました。15年という長い年月やってきて、後輩の若手が毎年現れ、毎年昇級していく後姿を見ていったと思います。

「もどかしさを感じつつも、しょうがないと思った時期もありました。でも、このままは終われないなと。チャンスもあると思ってやってきました。年齢を言い訳にするにはちょっと早いと思ったんです」

それでも、将棋と向き合う時間を増やし、自らの象徴である振り飛車を磨いてきた結果、昇級という結果を出せたことは、誇りに思うことだと考えます。

来期は、藤井聡太七段も在籍するC級1組で戦います。遅咲きであるがゆえに、いつまでも花を咲かし続ける棋士でいて欲しいと思います。

C級2組順位戦の最終結果

昇 及川拓馬六段  10勝  0敗
昇 佐藤和俊六段  9勝 1敗
昇 石井健太郎五段 8勝 2敗
  佐々木大地五段 8勝 2敗
  阿部光瑠六段  8勝 2敗
  西田拓也四段  8勝 2敗
  高見泰地叡王  8勝 2敗
  三枚堂達也六段 8勝 2敗
  大橋貴洸四段  7勝 3敗
  黒沢怜生五段  7勝 3敗
  遠山雄亮六段  6勝 4敗
  村中秀史六段  6勝 4敗
  石田直裕五段  6勝 4敗
  竹内雄悟五段  6勝 4敗
  渡辺大夢五段  6勝 4敗
  高野智史四段  6勝 4敗
  中村亮介六段  6勝 4敗
  西川和宏六段  6勝 4敗
  杉本和陽四段  6勝 4敗
  佐藤紳哉七段  6勝 4敗
  長谷部浩平四段 6勝 4敗
  池永天志四段  6勝 4敗
  伊藤真吾五段  5勝 5敗
  牧野光則五段  5勝 5敗
  八代弥六段   5勝 5敗
  田中悠一五段  5勝 5敗
  梶浦宏孝四段  5勝 5敗
  瀬川晶司六段  5勝 5敗
  矢倉規広七段  5勝 5敗
  星野良生四段  5勝 5敗
  今泉健司四段  4勝 6敗
  上村亘四段   4勝 6敗
  神谷広志八段  4勝 6敗
  藤森哲也五段  4勝 6敗
  斎藤明日斗四段 4勝 6敗
  古森悠太四段  4勝 6敗
  長沼洋七段   3勝 7敗
  中座真七段   3勝 7敗
  南芳一九段   3勝 7敗
  井出隼平四段  3勝 7敗
点 佐藤慎一五段  3勝 7敗
降 渡辺正和五段  3勝 7敗
点 中田功八段   2勝 8敗
点 長岡裕也五段  2勝 8敗
点 島本亮五段   2勝 8敗
点 脇謙二八段   2勝 8敗
点 大平武洋六段  1勝 9敗
点 村田智弘六段  1勝 9敗
点 桐山清澄九段  0勝  10敗


コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
どこの世界にも苦労人はいますよね。というよりも、ほとんどの人が苦労人であって、順調にいく人などは少ないのではないでしょうか。

照ノ富士関にしても佐藤六段にしても、苦労していない人よりも、苦労している分、人の辛さや痛みがわかる経験を身をもって知っていると思います。

それが、これから先のここ一番で、きっと発揮できるのではないかと思います
eco坊主
おはようございます。

紆余曲折し苦労に苦労を重ねながら昇段・昇級されてきた方が棋界には多いでしょうね。藤井七段のような(苦労はあったと思いますが)トントン拍子は滅多にないことでしょう。

私は今、業界は違いますが大相撲の照ノ富士関を注目・応援しています。
大関から序二段まで怪我で陥落し大銀杏が結えなくても相撲を取り続けています。勝ち越ししましたので、あと3勝して三段目に先ずは上がって欲しいです。
そして、も一度白鵬関と幕内で対戦して欲しいと願っています。

ちょっと離れたコメですみませんm(_ _)m
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