野球小僧

野球選手の全力疾走

(日本のプロ野球を除いた)野球を観ていて何といっても気持が良いと思うことは、選手がきびきびと動いてスピーディーなことですね。
ピッチャーは無駄な間合いを使わずに、すぐさま投げ、バッターもやたらと打席を外さずにただボールを待ち、一塁に全力で走る。

だから、常に緊張感を持ち、決して見逃せない瞬間がそこにはあるのです。

これは、よくよくTVで観ているとMLBの選手も同じ。バッターは一塁へ全力疾走しています。
(そう見えなくて、日本のプロ野球よりも上でしょう)

MLBのベースボールが隆盛しているのと反対にNPBの野球人気が下降気味なのはこういうところにも問題があるのではないでしょうか。中には全力で一塁へ向かう選手もいますが。

こんな話をした方がいます。

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もう40年以上も前のこと。遊び野球の仲間でゴロを打っても、ヒットを打ってもフォアボールを選んでも、とにかく一塁に全力で走って行く奴がいた。それを見て、僕も含めて、そいつ以外の子どもはみんなあいつはバカじゃないかと笑ったのである。

フォアボールの時はいうまでもなく、ゴロの時もヒットの時も悠然と一塁に走るプロ野球選手の姿が頭の中にあって、それと比較していたのである。

アウトをセーフにする、あるいはヒットを2ベースにするというのが彼らの業務の一つであるはずですが、プロの選手はどうして一塁に全力で走らないのでしょうか。
僕は長年不思議で仕方がないのだが、それはどうも途中からそうするようになったというのではなくて、最初からそうだったらしい。

1931年(昭和6年)と1934年(9年)にオールアメリカンの一員として来日し、大学チームや全日本チームと試合をしたルー・ゲーリッグが、日本の選手たちにつぎのような苦言を呈したという話が残っているそうです。

「君たちはどうして一塁まで全力で走らないんだ。日本人はサムライだと聞いていたが実に嘆かわしい」

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先日の福岡ソフトバンク・ホークス対千葉ロッテ・マリーンズの六回。
マリーンズのチャッド・ハフマン外野手先制2号ホームランをレフトへライナーで運ぶと、一塁まで全力疾走。その後、スピードはややダウンしたものの、素早くダイヤモンドを一周しました。

ホームランを打った後。
悠々とダイヤモンドを回る姿も良いですが、こうやってダイヤモンドを一周する姿は気持ちがいいものです。

また、守備においても打球を全力疾走で追う姿。
これも大切なことです。

サムライらしいのは一体どちらなんだろうか。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
eco坊主さん、こんばんは。


サッカー選手は試合中に10km以上走るときがあります。


単純比較してはいけないでしょうけど、プロ野球選手が走る距離は半分にも満たないでしょう。しかも、間があるスポーツですし。


だったら、「走るときぐらい全力で」と思うのですけどね。


高校野球で全力だった選手がプロに入ってからは、郷に入ったら郷に従ってしまう。


何事も初心が大切ですよね。


eco坊主
おはようございます。
おはようございます。


全力疾走と一球入魂は基本中の基本ですよね!
確かに観ていて”ちんたらちんたら”走っているとなんでやねん!って思いますモン。
何が起こるかわからない(プロでのエラーは極めて少ないでしょうけど)のですから
やはりその時々での全力プレーは不可欠です。


オイラはNPBの日本最高峰のプレーが好きなので
走攻守でのプロらしいプレーをいつも期待して観ていますわ。
・・・もっとも最近地上波放映が少ないからラジヲで聴くだけですけど^^;・・・
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