エルビス・アラウホ(Elvis Araujo)選手はベネズエラ・ボリバル共和国出身のプロ野球選手です。他の外国人選出は違って、今シーズンはフィラデルフィア・フィリーズに所属し、来年はNPB中日ドラゴンズで大活躍する選手になる予定です(と、昨日の中日スポーツの一面)。
アラウホ選手は身長2mの左腕で、常時150km/h近いストレートが武器の新守護神候補です。移籍の手続きは最終段階に入っているとみられています。
2015年にフィリーズでメジャー初昇格し、主に中継ぎで活躍。2mの長身から投げ下ろす常時150km/h近いストレートと、切れ味鋭いスライダーが武器です。今季フィリーズでは32試合に登板して2勝1敗、防御率5.60とやや精彩を欠いていますが、傘下の3Aでは18試合1勝0敗、防御率2.18の好成績を残しました。
MLB通算62イニングで63奪三振と高い奪三振率を誇っており、現所属のベネズエラ・ウインター・リーグのアギラスでは19試合17イニングに登板し、防御率1.59と、高い能力を証明しています。
2007年にクリーブランド・インディアンズと国際フリーエージェントとして契約。
2014年11月にフィラデルフィア[・フィリーズとメジャー契約。
2015年5月2日にメジャーリーグに昇格し、5月5日にデビュー。5月15日に初勝利。
最下位脱出のためのピースの一つが埋まりそうです。週明けにも契約を結ぶ予定とのことで、契約年俸は出来高込みで1億5千万円となるようです。今までのドミニカ・デフレルートとは違い、外国人選手にはインフレ状態になっています。
2012年の新人王で2015年のホームラン王のブライス・ハーパー選手(ナショナルズ)には今シーズン3打席2奪三振、通算1989安打のアンソニー・ジョン・ピアジンスキー選手(ブレーブスからFA)には6打席無安打、2015年にはイチロー選手(マーリンズ)を1打席無安打に抑え、左バッター封じにも期待がかかっています。
MLB成績
2015年 40試合 2勝1敗 防御率3.38 34奪三振
2016年 32試合 2勝1敗 防御率5.60 29奪三振
今年はシーズン序盤に守護神を任せた福谷選手が不振に陥り、その後は田島選手が務めましたが、2人合わせての25セーブはリーグ最少でした。当然、チームはクローザーを補強の最優先事項にしていました。国際渉外担当も兼ねる友利コーチが米国メリーランド州でのウインターミーティングに参加してリストアップし、球団が交渉していました。
野球の神様、どうか、 サムソン・リー選手のようになるようにお願いします。(-人-)
