今年のプロ野球もクライマックスシリーズが終わり、あとは日本シリーズを残すのみとなりました。
「史上最大の下克上」と言われた昨年のクライマックスシリーズと日本シリーズ。
シーズン3位だった千葉ロッテマリーンズが短期決戦を見事に制しました。
この短期決戦に対しての見事な集中力と戦いっぷりは、シーズンを圧倒的な強さで勝ち抜いたような感じにも見られました。
その1 ~開き直り
これが一番かもしれません。シーズン3位。最後の最後まで北海道日本ハム、オリックスと3位争い。よって、クライマックスシリーズ自体に出場できていなくても当たり前ということで、まったく失うものはありませんでした。
逆に、儲けものだと思うことの方が気楽です。
グリコのおまけみたいなもの。または、懸賞で何かもらえたようなもの。
まじめな話、ディフェンディングチャンピオンよりもチャレンジャーの方が気持ち的には圧倒的に有利なことと一緒です。
千葉ロッテマリーンズの選手は3位だったということで、気持ち的には完全に開き直っていました。
里崎捕手; 「3位だから負けたって捨てるものがないから、プレッシャーなくやれた。風が吹いたら、つかむだけですよ。」
成瀬投手; 「ボクらは3位でチャレンジャー。負けて当たり前と開き直っていたので、驚くほどプレッシャーがなかったし、楽に投げられた。無四球でしたし、120点です」
投げやりな開き直りはいけませんが、開き直るということは、「ダメでもともと」という言葉と同じように、結果を気にせず、今やるべきことに集中できることなのです。
大一番こそ、開き直ったほうが力が出せることでしょう。
その2 ~一体感
チームは何もしなければ何も変わりせん。しかも、言葉だけでは何も変わりません。変わらなければ強くなりませんし、強くなりたければ変わらなければなりません。
去年キャプテンだった西岡選手は、それまでの襟足の長い茶髪を、短い髪の毛で黒くしました。
キャンプでは毎朝、全員で散歩と体操を繰り返すようにしました。
試合前にはピッチャー陣も呼んでベンチ前で手をつないで円陣を組むようにしました。
別に大きな変更ではありませんが、まずは、見た目を変える、普段の行動を変えることによって、本人の行動意識をかえることになると考えます。
髪を短く、黒くすることで自分の気持ちも引き締しめるとともに、メンバーに対して意気込みや決意を行動をもって表わすものです。
そして、散歩や体操を全員でする、円陣を組む、を全員で同じ行動をすることによって一体感を作り出す。
これだけまとまるということは同じ目標を共有しているからだと考えます。
朝の散歩や体操はオリンピックチームでもセルフコンデショニングトレーニングとして実施しています。身体を目覚めさせることと食欲の促進や今日一日の目標設定に有効な方法だそうです。
全員で同じことをすることは、チームの一体感を高め、集中力を高めてくれるはずです。
こうやって、意識を変えて、全員が一体感を持っているチームは強いと考えます。
さらに徹底してやってきたことが、勝因だと考えます。
今年の顔合わせ。
どんな試合展開なり、どんな選手が活躍するのか。
短期決戦の醍醐味をもう一度楽しみたいと考えます。
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