米国に住むネイト・キャロルさんが、前人未到の大記録に挑戦している。地元ローカル紙によれば、2021年6月6日の時点で、過去12ヶ月間に150万231回の腕立て伏せを行ったそうです。
ソーシャルワーカーとして働くキャロルさんはこの1年間、リビングルームでもオフィスでも、あらゆる場所をジムに見立てて、日々の仕事を行いながら1日平均で約4100回、ときには約7000回の腕立て伏せをこなしてきました。
そして、キャロルさんは年間150万230回という従来の世界記録を更新する重要な節目を記念するため、ニューヨーク市の緊急救援隊員たちのフットボール大会である第48回ファン・シティー・ボウルのハーフタイムに、腕立て伏せを行いました。
キャロルさんの記録がギネス世界記録に認定されれば、英国のアスリートであるパディー・ドイルさんが1989年に打ち立てた記録を塗り替えることになります。
この挑戦を行っている目的は、殉職した警官や消防士の家族に対して、住宅やローンの支援を提供する「トンネルズ・トゥ・タワーズ基金」の資金を集めようとしているとのことです。
さらに、キャロルさんは自分の子どもたちに、目標を達成するために大切なことを教えたいと考えている。
FOXニュースの取材に対し、「不可能に見える目標であっても、1日に対処できる量にわけたとき、どのように見えるかを子どもたちに示したい」「この挑戦を始めるのであれば、ただ記録を更新するのではなく、もっと深みがあるものにしなければならないと思った」とも述べています。
しかし、「何よりも気がついたのは、毎日何千回も腕立て伏せを繰り返すというストレスに対して、自分の身体がどう感じ、どう反応するかを意識できるようになったことだ」「最も劇的な変化は肉体ではなく、精神的な強さだった。そして、体は驚異的な創造物であり、適切に手入れしてコンディションを整えれば、大きな身体的ストレスに耐え、途方もない偉業を成し遂げると理解できた」と語っています。
そもそも、仕事をフルタイムでしながら、1日平均4100回もの腕立て伏せをする時間をつくること。私のような、「他人に厳しく、自分に甘い」考えならば続けられるものではありません。
しかし、キャロルさんは、「日々の活動に腕立て伏せを組み込もうと努力している。腕立て伏せを4000回行うための時間を確保するのは不可能だ。腕立て伏せの優先順位を上げ、積極的に取り組み、1日のなかに組み込むしかないという事実を受け入れる必要がある」といっています。
「目標を、何か自分が行うことではなく、自分そのものにすることだ。そうすれば困難な状況に陥ったとき、あるいは障害が立ちはだかって、やめるためや難しすぎると言うための便利な言い訳が見つかったとき、それでも粘り強くやり続ける方法が見つかるだろう。日々、小さな戦いに勝利することで、強さが身に付き、何が可能なのかが見えてくるようになる」
「目標を設定し、それを追い掛けるだけだ」
困難な目標であればあるほど、難しいと思ったときにはあきらめたくなります。でも、追い掛けつづけることだけはあきらめずにいたいものです。
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今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
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