ブラッドスポーツと呼ばれている競馬。成績の優秀な馬や良い血統の馬がお父さん、お母さんとなり、その血をつないでいきます。特に父馬は1年に何頭もの産駒(子ども)が生まれるので、同じレースに同じお父さんの馬が何頭も出走しているなんてこともあります。
今回の有馬記念も同じように、同じお父さん(異母兄弟)、またまた、お爺ちゃんが同じお馬さんがいます。
あのディープインパクトをお父さんに持つのが、マカヒキ、サトノダイヤモンド、スマートレイアーの3頭。さらに、ディープインパクトをお爺ちゃんに持つのがキセキです。また、キングカメハメハをお父さんに持つのが、ミッキーロケット、レイデオロ、サクラアンプルールの3頭であり、キングカメハメハがお爺ちゃんというのがモズカッチャン、ブラストワンピースの2頭です。
いうなれば、今回の有馬記念は、ディープインパクト家とキングカメハメハ一家の忘年会という様相で、そこへ他家のお馬ちゃんが乱入すると予想です。
枠 番馬 馬名 騎手名 父馬名 / 母馬名(母父馬名)
1 1 オジュウチョウサン 武豊 ステイゴールド / シャドウシルエット(シンボリクリスエス)
1 2 クリンチャー 福永祐一 ディープスカイ / ザフェイツ(ブライアンズタイム)
2 3 モズカッチャン M.デムーロ ハービンジャー / サイトディーラー(キングカメハメハ)
2 4 マカヒキ 岩田康誠 ディープインパクト / ウィキウィキ(フレンチデピュティ)
3 5 パフォーマプロミス C.デムーロ ステイゴールド / アイルビーバウンド(タニノギムレット)
3 6 サトノダイヤモンド B.アヴドゥラ ディープインパクト / マルペンサ(Orpen)
4 7 サウンズオブアース 藤岡佑介 ネオユニヴァース / ファーストバイオリン(Dixieland Band)
4 8 ブラストワンピース 池添謙一 ハービンジャー / ツルマルワンピース(キングカメハメハ)
5 9 リッジマン 蛯名正義 スウェプトオーヴァーボード / アドマイヤモンロー(Caerleon)
5 10 ミッキースワロー 横山典弘 トーセンホマレボシ / マドレボニータ(ジャングルポケット)
6 11 ミッキーロケット O.マーフィー キングカメハメハ / マネーキャントバイミーラヴ(Pivotal)
6 12 レイデオロ C.ルメール キングカメハメハ / ラドラーダ(シンボリクリスエス)
7 13 スマートレイアー 戸崎圭太 ディープインパクト / スノースタイル(ホワイトマズル)
7 14 キセキ 川田将雅 ルーラーシップ / ブリッツフィナーレ(ディープインパクト)
8 15 シュヴァルグラン H.ボウマン ハーツクライ / ハルーワスウィート(Machiavellian)
8 16 サクラアンプルール 田辺裕信 キングカメハメハ / サクラメガ(サンデーサイレンス)
ということで、予想は次のとおり。
◎ レイデオロ
ファン投票1位の昨年のダービー馬。今年前半は結果を出せず苦戦していたものの、秋のオールカマー、天皇賞(秋)を連勝し、上り調子。
鞍上は今年G1で8勝と新記録を更新中のC.ルメール騎手。平成最後のグランプリを制するのはレイデオロ。
〇 キセキ
秋の3戦は、毎日王冠3着、天皇賞(秋)3着、ジャパンC2着。前走のJCはアーモンドアイに敗れたとはいえ、走破タイムの2分20秒9は破格。
これまでの追い込みから逃げに脚質を転換して、成績が安定したものの、強行日程が心配。
△ ブラストワンピース
デビューから1、1、1、5、1、4着。ダービーと菊花賞は0秒2、0秒4差で惜しくも敗れたものの、相変わらず高い支持。
▲ モズカッチャン
昨年のエリザベス女王杯覇者。連覇を狙った前走は3着に敗れた、熱発により前哨戦を回避するアクシデントは不安。
今年の1年を締めくくる有馬記念は23日15時25分にスタート。