野球協約第205条の2に規定されています。
当該年度において、FA宣言により他球団に移籍した選手が存在する場合、戦力的低下の補償として、以下を要求出来ます。ただし、ランクCの選手の場合2009年以降、補償を要求することが出来なくなりました。
移籍選手の年俸の60~80%から最大1.5倍の金銭
移籍選手人数分の選手
通常は交渉時に希望を伝えますが、移籍前の球団が取り消さない限り、移籍先は拒否できません。
なお、移籍先の球団は一軍登録選手の人数と同数の28人をプロテクトにかけることができます。
人的補償を要求した移籍前の球団が選択可能な選手は、新人選手・外国人選手・プロテクト選手以外となります。
今年のFA宣言選手のほとんどが行き先が決まりつつあります。
阪神タイガースの総取りみたいな雰囲気がありましたが、今のところ国内FA選手の獲得はなし。その代わり、獲得側では参戦のなかった東京ヤクルトスワローズが2人獲得。
ここで次なる話題となるのが、FA流出選手に代わる補償です。
昨年、大竹寛選手(広島東洋カープ→読売ジャイアンツ)の補償選手で一岡竜司選手が移籍し、活躍したこともあり、今年も注目されています
また、過去には主力級選手もプロテクトリストから外れ、移籍したことがあります。
2006年 野口茂樹選手(中日ドラゴンズ) ⇔ 小田幸平選手(読売ジャイアンツ)
2006年 豊田清選手(西武ライオンズ) ⇔ 江藤智選手(読売ジャイアンツ)
2007年 門倉健選手(横浜ベイスターズ) ⇔ 工藤公康選手(読売ジャイアンツ)
2008年 石井一久選手(東京ヤクルトスワローズ) ⇔ 福地寿樹選手(埼玉西武ライオンズ)
2012年 村田修一選手(横浜DeNAベイスターズ) ⇔ 藤井秀悟選手(読売ジャイアンツ)
2013年 寺原隼人選手(オリックス・バファローズ) ⇔ 馬原孝浩選手(福岡ソフトバンクホークス)
2014年 久保康友選手(阪神タイガース) ⇔ 鶴岡一成選手(横浜DeNAベイスターズ)
やっぱり、FAで選手を獲得している分、ジャイアンツから移籍する選手、それも、思わぬ大物選手が多いです。
リストから外れる選手として、若手が多いですが、「これは獲得しないだろう」という高額年棒選手やベテラン選手もいると思います。
もし、ドラゴンズがFA選手を獲得して、プロテクトリストから谷繁元信監督兼選手、岩瀬仁紀選手、和田一浩選手らを戦略的に外した場合、相手チームは獲得しに来るでしょうか?案外、嫌がらせ(?)で谷繁監督兼選手を獲得しちゃったりして・・・これはこれで面白いですが。
スワローズは微妙です。最近、若手の成長が著しいこともあり、若手中心にプロテクトしてくるでしょうけど・・・
一方、宝の山ともいえるジャイアンツ。報道によれば、高橋由伸コーチ兼選手や井端弘和選手がプロテクト漏れという話も。今年もリスト作りには頭を悩ませそうです。
まあ、ドラゴンズはFA選手を獲りそうもありませんので、私にとっては何の心配のネタもありません。
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