高校野球100年を記念して始まった高校生による大会歌「栄冠は君に輝く」のダンスCMは、今回で4回目となりました。
既に6月中旬から全国で放映されているので、目にした方もいると思います。
これまで3回のCMで出演してきた、同志社香里高校(大阪府寝屋川市)、大阪府立今宮高校(大阪市浪速区)、大阪府立登美丘高校(堺市東区)の3校のダンス部が共演しました。音楽は尼崎市立尼崎高校(兵庫県)が担当し、そして、今回は初めて阪神甲子園球場が撮影に使われました。
同志社香里高校ダンス部の川口紗依部長は「ずっとワクワクしてた。こんなとこ、もう一生立てへんねやろな」とコメントしています。
ダンスは3校で創作し、約2カ月間、話し合い、技を鍛え、チームワークを磨いてきたとのことです。
全国高校野球選手権大会は今年、第100回を迎える。
100回。
それは、一生に一度の出来事。
そして、同じ高校生が
球児たちをダンスで応援してきた集大成。
だから三校で踊りたい。
だから甲子園で踊りたい。
いつもはライバル校同士。
火花を散らす、強豪ダンス部三校。
でも、
一緒になって作ろう。
一緒になれば、きっとできる。
100回の歴史に負けないダンス。
100年後にも残るようなダンス。
三校で振り付けを考えた。
全100回の歴史のなか、
甲子園で全力で戦った球児たち。
彼らの思いを背負ったダンス。
・・・重すぎ。
自分たちに、ちゃんと応えることができるのか。
できる。
97回、98回、99回。
同じプレッシャーを跳ね返して、
最高の応援をした先輩たち。
自分たちにもきっと、できる。
ダンス、チア、吹奏楽、応援団。
高校生たちが
全力をふりしぼって応援してきた同じアルプスで。
球児が力の限り戦ってきた同じ土の上で。
全100回の歴史、
みんなが背負い、
そして、みんなで思いっきり跳ね返した。
栄冠は、すべての高校生に。