春季地区大会も最終日を迎え、各地で決勝戦・3位決定戦が行われました。
県大会出場は決めているものの、一つの試合が終わり、一つの大会が終わると、次の試合が来て欲しいような、来て欲しくないような複雑な心境です。
3位決定戦
都市大塩尻高は2回に下位打線のバッテリーの連打で2点を先制。しかし、その裏、松本県ヶ丘高もその裏タイムリーヒットで1点を還す。そのまま、両ピッチャーの投げ合いで中盤へ。6回裏の松本県ヶ丘高の攻撃でエースが同点タイムリーを放って同点に追いつく。そして、再び両ピッチャーの投げ合い。ともにチャンスを作るものの、あと一本が出ずに本大会初の延長戦へ。10回表の都市大塩尻高の攻撃は2アウト二・三塁からタイムリーヒットが出て、これが決勝点となり、都市大塩尻高が苦しい展開で競り勝ちました。
都市大塩尻0200000002|4
松本県ケ丘0100010000|2(延長10回)
決勝戦
松本深志高は松商学園高のエースの立ち上がりが不安定なところを突いて2点を先制。松商学園高のエースは不安定ながらもなんとか松本深志高打線を抑えて来たものの、5回表に捕まり、ピッチャー交代するもののこの回5点を奪われ、試合は一方的な展開に。松商学園高が5回、6回になんとか1点ずつ還したものの、松本深志高は7回表に3点を追加して、10-2の8点差で7回コールド勝ちで優勝を飾りました。
松本深志高: 3季ぶり6回目・春季29年ぶり3回目の優勝
松本深志2000503|10
松商学園0000110|2 (7回コールド)
ここまでの松本深志高の打力レベルは中信地区では飛びぬけていると思います。ここに強力な双子ピッチャーが揃っていますので、当然の優勝でしょう。県大会で上位に入れば一気に夏の本命となる可能性もあります。準優勝の松商学園高は現在エースナンバーを付けているピッチャー中心で行くか、方針転換するか判断する必要性が出て来ています。また、打線も強力という感じではないので、どう修正してくるかでしょう。3位の都市大塩尻高はピッチャーは今後も継投策で行くでしょう。攻撃力はあると思いますので、後はエンジンのかかりが遅いところを直すだけでしょう。松本県ヶ丘高は昨秋と同じでエースで中軸を打つ選手にかかっていると言ってもいいでしょうか。彼が打てば打線も引っ張られ、彼が抑えると守備も、まとまって来ることでしょう。
県大会は明日(9日)に組み合わせ抽選があります。
【各地の結果】
中信地区・松本市野球場
3位決定戦
都市大塩尻 4-2 松本県ヶ丘(延長10回)
決勝戦
松本深志 10-2 松商学園(7回コールド)
中信地区 ①松本深志 ②松商学園 ③都市大塩尻 ④松本県ヶ丘
南信地区・しんきん諏訪湖スタジアム
3位決定戦
岡谷南 11-7 伊那北
決勝戦
下伊那農 6-7 東海大諏訪・東海大諏訪高は2季連続24回目の優勝
南信地区 ①東海大諏訪 ②下伊那農 ③岡谷南 ④伊那北
北信地区・長野オリンピックスタジアム
決勝戦
長野吉田 0-9 長野商(7回コールド)・長野商業高は5季連続48回目、春季4年連続23回目の優勝
3位決定戦
篠ノ井 5-2 長野東
北信地区 ①長野商 ②長野吉田 ③篠ノ井 ④長野東
東信地区・上田県営球場
3位決定戦
上田西 1-3 佐久長聖
決勝
上田染谷丘 5-3 小諸商
東信地区 ①上田染谷丘 ②小諸商 ③佐久長聖 ④上田西