ちょうど1年前の2022年の夏。日本政府は東京電力管内などで節電を呼び掛ける「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」をだし続けていました。
2023年の夏も連日のように猛暑日が続いているのですが、電力が足りているのかなんなのかはわかりませんが、「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」というニュースを耳にしません。
「もしかして、今年(2023年)の夏は昨年(2022年)の夏よりも涼しいのかな?」
なんてことを暑さのなかで考える・・・なんてことはまったくありませんけど。
そもそも、2022年の夏は環境負荷の大きい火力発電の稼働率低下や原子力発電の安全対策強化による稼働率低下が要因でした。太陽光などの再生可能エネルギーは年々増えていますが、最大需要時に発電している保証はないため、電力不足の可能性があったのです。
そんななかでしたが実際には計画停電や、いきなりの停電(いわゆるブラックアウト)もなく過ごせたのは、各所での節電対策などの効果があったのだと思います。
実際に「災害級の暑さのなかの停電」なんてことを想像するだけで具合が悪くなりそうなのですが、2023年の夏には沖縄で「災害による暑さのなかでの停電」がありました。
台風6号の影響で2023年8月1日午後1時ころから停電が始まり、8月2日午前6時の時点で、沖縄県内では計21万世帯9350世帯、県全体の34.6%が停電していたということです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/a3/c5d9632b3a8d4ce99c75c75f6aede22c.jpg)
しかも、気温は30℃近くまで上がり、ただでさえ厳しい暑さのなかで、停電によってエアコンや扇風機は使えず、冷蔵庫も停まり冷たいものも飲めず、さらに暴風で窓を開けることもできない状況は非難する場所もなくパニックそのものです。
台風の影響による停電だけではなく、大気が不安定になって発生する落雷による停電もありますし、そもそもの猛暑による電力需要の急増による停電の可能性もあります。
このようなときの対策として厚生労働省や環境省は次のことを推奨しています。
■服を着替える
涼しい素材の服に着替え風通しを良くすることで、体に熱がこもるのを防ぐ
■水分を補給する
のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給する。コーヒーやお茶のような利尿作用が高い飲料はできるだけ避けたほうがいいそう。汗をかくと血中の塩分濃度が低くなるため、あめをなめるなどして少量の塩分を摂取
■熱を放散する
濡れたタオルなどを肌にあてて、うちわであおぐなどをして熱を放散。保冷剤や氷が使える場合は、首に当てるなどして活用
→ 今回、実際に沖縄で小さな子どもがいる家庭で行って、暑さをしのいでいたそうです
■体を冷やす
水道が使える場合にはシャワーや水風呂に入って体を冷やすのも有効
そもそも「災害級の暑さ」ですから、これからは「防災」としての備えもしておく必要があるでしょうね。
たとえば、「冷却タオル」「保冷バッグ」「充電式扇風機」や「ポータルブル電源」などですね。単純なものとしても、「うちわ」「せんす」などもあった方がいいかも知れません。
ほかにも安全が確認できるのであれば、車のなかでエアコンを使うのもいいかも知れません。ただ、台風や大雨などのなかで移動することは危険ですし、長時間同じ格好でいるのも「エコノミー症候群」の原因になりかねませんのでご注意ください。
10年に1度の暑さではなく、この暑さは今後100年の暑さへの入り口なのかも知れません。安心して過ごすためにも事前の備えの必要性を考えておいた方がいいかも知れませんね。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
2023年の夏も連日のように猛暑日が続いているのですが、電力が足りているのかなんなのかはわかりませんが、「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」というニュースを耳にしません。
「もしかして、今年(2023年)の夏は昨年(2022年)の夏よりも涼しいのかな?」
なんてことを暑さのなかで考える・・・なんてことはまったくありませんけど。
そもそも、2022年の夏は環境負荷の大きい火力発電の稼働率低下や原子力発電の安全対策強化による稼働率低下が要因でした。太陽光などの再生可能エネルギーは年々増えていますが、最大需要時に発電している保証はないため、電力不足の可能性があったのです。
そんななかでしたが実際には計画停電や、いきなりの停電(いわゆるブラックアウト)もなく過ごせたのは、各所での節電対策などの効果があったのだと思います。
実際に「災害級の暑さのなかの停電」なんてことを想像するだけで具合が悪くなりそうなのですが、2023年の夏には沖縄で「災害による暑さのなかでの停電」がありました。
台風6号の影響で2023年8月1日午後1時ころから停電が始まり、8月2日午前6時の時点で、沖縄県内では計21万世帯9350世帯、県全体の34.6%が停電していたということです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/a3/c5d9632b3a8d4ce99c75c75f6aede22c.jpg)
しかも、気温は30℃近くまで上がり、ただでさえ厳しい暑さのなかで、停電によってエアコンや扇風機は使えず、冷蔵庫も停まり冷たいものも飲めず、さらに暴風で窓を開けることもできない状況は非難する場所もなくパニックそのものです。
台風の影響による停電だけではなく、大気が不安定になって発生する落雷による停電もありますし、そもそもの猛暑による電力需要の急増による停電の可能性もあります。
このようなときの対策として厚生労働省や環境省は次のことを推奨しています。
■服を着替える
涼しい素材の服に着替え風通しを良くすることで、体に熱がこもるのを防ぐ
■水分を補給する
のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給する。コーヒーやお茶のような利尿作用が高い飲料はできるだけ避けたほうがいいそう。汗をかくと血中の塩分濃度が低くなるため、あめをなめるなどして少量の塩分を摂取
■熱を放散する
濡れたタオルなどを肌にあてて、うちわであおぐなどをして熱を放散。保冷剤や氷が使える場合は、首に当てるなどして活用
→ 今回、実際に沖縄で小さな子どもがいる家庭で行って、暑さをしのいでいたそうです
■体を冷やす
水道が使える場合にはシャワーや水風呂に入って体を冷やすのも有効
そもそも「災害級の暑さ」ですから、これからは「防災」としての備えもしておく必要があるでしょうね。
たとえば、「冷却タオル」「保冷バッグ」「充電式扇風機」や「ポータルブル電源」などですね。単純なものとしても、「うちわ」「せんす」などもあった方がいいかも知れません。
ほかにも安全が確認できるのであれば、車のなかでエアコンを使うのもいいかも知れません。ただ、台風や大雨などのなかで移動することは危険ですし、長時間同じ格好でいるのも「エコノミー症候群」の原因になりかねませんのでご注意ください。
10年に1度の暑さではなく、この暑さは今後100年の暑さへの入り口なのかも知れません。安心して過ごすためにも事前の備えの必要性を考えておいた方がいいかも知れませんね。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。