現在、世界で祝祭日の日数が多いのはコロンビアとインドの18日、日本は16日で世界3位の多さになっています。また、一般的な会社では土日が休みになっており、年間約120日の休日があります。1年の三分の一は休みです。なお、世界で一番祝祭日の日数が少ないのはメキシコの7日です。
ところが、梅雨のシーズン最盛期で1年の真ん中付近であり、疲れもたまってくる6月(年末休暇のある12月以外)については、唯一祝日のない月なのです。
そもそも、日本では「国民の祝日に関する法律(以下、祝日法)」という法律によって祝日が定められています。祝日法は、1948年に議員立法で制定され、そのとき設定された祝日は、「できるだけ季節と配分に注意すること」と考えられ、それぞれの祝日の趣旨も踏まえた結果、「1月(元日、成人の日)」「3月(春分の日)」「4月(天皇誕生日=みどりの日)」「5月(憲法記念日、子どもの日)」「9月(秋分の日)」「11月(文化の日、勤労感謝の日)」の9日であり、祝日のある月とない月は半分ずつでした。
その後、現在(2022年)までに議員立法を中心に6日の祝日が追加され、その都度、それぞれの趣旨を踏まえた適切な日付が検討されていました。その結果、祝日のある月のほうが多く、6月と、令和に入って天皇誕生日が2月に移動した12月だけが、祝日のない月となっているのです。
それでも、これまでには何度か「6月祝日設立」案が高まったこともあり、2001年には過労死問題に取り組む弁護士らの団体「過労死弁護団全国連絡会議」が、「不快指数が高まる6月の働きづめは負担が大きい」と、厚生労働省に祝日新設を要請したこともありました。
また、インターネットなどで祝日候補として名前が挙がるのが6月10日の「時の記念日」です。この6月10日は、671年に天智天皇が「漏刻」という水時計で時を計り、人々に時刻を知らせた日なのだそうです。この時の記念日は国または国の機関が定めた記念日でもあります。
ほかにも、国または国の機関が定めた記念日は、「電波の日(6月1日)」「気象記念日(6月1日)」「景観の日(6月1日)」「人権擁護委員の日(6月1日)」「測量の日(6月3日)」「環境の日(6月5日)」があります。
ちなみに、祝日法の第1条には、その目的について以下のように述べられています。
第1条 自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。
知らなかったです・・・。
6月1日は記念日が重なっており、1つに絞り込むのは調整が難しいでしょうから、ここは6月5日か6月10日に祝日を設けていただきたいと、「自由と平和を求めてやまない」私としては、「美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために」と個人的に考えますが、国会議員のみなさま、参議院選の公約に。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。