♪ 君の前前前世から僕は君を探し始めたよ
そのぶきっちょな笑い方を
めがけてやってきたんだよ
君が全全全部なくなって
散り散りになったって
もう迷わないから探し始めるさ
むしろ0からまた宇宙を始めてみようか
詩; 野田洋次郎 / RADWIMPS
高校球児にとって高校野球がすべてではありません。もちろん、試合が終わった後も人生は続きます。
そして、人生に高校野球は生きていく。いいえ、生かさなければなりません。
野球の面白さの一つに、どんなに点が離れていても、9回裏2アウトからであろうが、逆転することだって野球は出来ます。
つまり、可能性はいつでも無限大なのです。
さて、今年も私の手元には長野県大会出場全チームの全登録選手約3,300人に名前が書かれた大会小冊子があります。
でも、顔も名前も知らない選手がほとんど。
しかし、そこには2017年の夏に確かに高校野球があり、高校野球に向き合った選手たちがいます。
「明日」という言葉には、無限の希望が詰まっています。
ですが、一夜明けて「今日」と名前を変えると、切ないほど現実的な姿になって目の前に現れます。
その「今日」をどう生きていくか。
高校野球は必死にプレーする球児たちを残酷にも僅か2時間ほどで勝者と敗者に分けてしまいます。
最終的に勝ち負けがついてしまいますが、結果だけが大事ではありません。
甲子園に何回出たか、あるいは何勝したか。ホームランを何本打ったか…それだけが高校球児の価値ではないはずです。
努力や助け合ってきたプロセス(過程)が将来、一番大切になります。
高校野球をつうじて、出会った仲間。もちろん、高校生活をつうじて出会った仲間。
どんなことをしても、手に入れらない大事な出会いだったと思います。
最後まであきらめずに、今やらなくてはいけないことを一瞬一瞬を大切にして、頑張ってほしいと思います。
スタンドに詰めかけた、テレビ、ラジオやインターネットの前で、名前も判らない多くの人々が送ってくれた精一杯の声援が、一人ひとりの優勝旗にとなって、人生の勝者を目指す、新たなる試合が始まっていくのです。
甲子園へ挑む最後の夏は、いよいよベスト8。
みんなで出来る試合は減って行きます。高校球児の意地の見せ所です。
夏の長野大会 7月19日の試合予定
長野オリンピックスタジアム・準々決勝
09:30 小諸商高 vs. 松商学園高
12:00 創造学園高 vs. 東海大諏訪高