軟式野球大会「第3回おじいちゃんの甲子園大会」(日本生涯還暦野球協会主催、産経新聞社など協力)が11月26日~28日に、兵庫県神戸市のほっともっとフィールド神戸などで開かれます。
還暦を迎えた選手らが白球を追う大会です。今大会から70歳以上が対象の「古希の部」が新設され、「野球を生きがいにして元気になってもらいたい」とのことです。
こういう大会があったとは、初見でした。
この大会は「還暦野球のまち」を掲げる奈良県宇陀市(うだし)が協会事務局を務め、関西学生軟式野球連盟の学生約100人がスタッフとして運営をサポートします。
奈良市の奈良県庁で会見した日本生涯還暦野球協会理事長は、「60代以上の多くは野球をした経験があると思う。野球をつうじて健康になってもらえれば」と話しています。60歳以上の方の多くが野球経験者というのは、ともかく、何歳になっても野球が好きだという気持ち、しかも観るだけではなくプレーするという気持ちは素晴らしいものです。
第1回大会は2017年に開催され、全国から選抜を勝ち抜いた12チームがトーナメントで戦い、徳島・国府球友クラブが優勝。第2回大会は第1回を上回る478チームが参加した予選から、選抜大会を勝ち抜いた12府県の16チームが熱戦を繰り広げ、徳島・国府球友クラブが2連覇を果たしています。
2019年は各地で開催された予選会には、過去最多となる483チームが参加しました。選手の最高齢は86歳、還暦の部は11都府県16チーム、古希の部は3府県4チームが本大会出場を決めています。大会はトーナメント方式で争われ、11月26日と27日に還暦の部の一回戦から準決勝、28日に両部の決勝が行われます。
なお、還暦の部には、横浜大洋ホエールズ(現;横浜DeNAベイスターズ)のエースとして最多勝を2度獲得した遠藤一彦さんら、元プロ野球選手が所属する品川エンジェルス(東京)が初出場し、初戦で3連覇を目指す国府球友クラブ(徳島)と対戦します。
ちなみに、試合ではケガ予防のため塁間を2m短くし、試合も9人で守り、11人で攻撃、7回もしくは90分で打ち切るなど年齢に配慮した独自ルールを採用しています。
入場は無料です。