現在、テレビ朝日系列が放送するサッカー日本代表の試合中継のキャッチフレーズが、「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」です。これは、2004年からのアジアサッカー連盟(AFC)主催大会で使われており、今や、テレビ朝日系列でのサッカー日本代表試合ではおなじみとなっています。
さて、「絶対に負けを認めない男が、そこにはいる」という感じがするのが、2020年米国大統領選での状況です。
今回の米国大統領選挙では、民主党のジョー・バイデン元副大統領が第46代大統領に就任する予定になりました。
予定というのも、正式な選挙結果が確定し、州政府による結果認定後、選挙人による投票、州政府による票の連邦議会への提出、2021年1月6日の連邦議会での開票となるため、正式な次期大統領の選出はまだ先になるのです。
ただ、大統領選では1896年にウィリアム・ジェニングス・ブライアンさん(民主党)がウィリアム・マッキンリーさん(共和党)に敗北を認める書簡を送付して以来、続いている伝統として、片方の候補の敗北宣言により、事実上終了し、その後は平和的な政権交代を行ってきています。
しかし、今回は現職のドナルド・トランプ大統領は敗北宣言をまだしていません。現時点では、「絶対に負けを認めない男が、そこにはいる」という状況です。
報道されている内容では、トランプ大統領は選挙キャンペーン中から郵便投票を不正と訴えるなど、選挙で負けた場合の対応を準備していたと思います。まるで、往年のタイガー・ジェット・シンさんのプロレスのようなリング外での法廷闘争という場外乱闘へ持ち込もうという戦略のようですが、本気で裁判に勝てるとは思っていないと思いますが。
再選できなかった大統領は過去には、ジェラルド・フォードさん、ジミー・カーターさん、ジョージ・H・W・ブッシュさんなどがいますので、その大統領に次ぐ戦後4人目の再選できなかった大統領に仲間入りとなります。
ただ、本当かどうかは誰にもわかりませんが、2024年大統領選にトランプ大統領が再出馬する可能性もあるらしいです。米国憲法修正第22条には、大統領職に2回を超えて選出されてはならないと定めてはいますが、2期連続とはされていませんので、過去にも、第22代と第24代に大統領を務めたグロバー・クリーブランドさんのように法的には可能ではあります。
「絶対に負けを認めない男」は、20204年に向けて、どのような戦略を立ててくるのか、この混とんとした社会環境の中で、ますます混乱が起きかねない事態だけは避けて欲しいものです。
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