小学校から数えると何回、背番号を見てきたのでしょうか。
学童野球、中学野球では当たり前のようにもらえていた背番号なのですが、高校野球では大会の前になるたびに「今回はもらえるか」と、本人以上に気になっていました。たかが背番号、されど背番号。背番号をもらえることがこんなに大変なことなんだと。
家に大事そうに持って帰ってきた背番号。
きっとお母さんは、一針、一針縫うたびに、いろんな想いがこみ上げてくると思います。そして、「ここまで、よく頑張ったね」と誰しもが思うことでしょう。
高校球児、三年生のこの時期。背番号は重みを増していきます。
チームの代表であること。恥ずかしいプレーは出来ません。「俺から背番号を奪ったアイツだ。流石だな」というプレーを見せなければなりません。
すべてはチームのために、仲間のために。そして、自分のために。
夏の向日葵のように、みんな同じ方向を向いて。
甲子園へ挑む最後の夏は、明後日、開幕します。そして、甲子園まで、あと6勝です。