「SLAM DUNK (スラムダンク)」は週刊少年ジャンプに1990年から1996年まで連載されていた高校バスケットボールを描いたマンガです。
スラムダンク全31巻完結セット [マーケットプレイス コミックセット] 価格:(税込) 発売日:2004-08-02 |
桜木花道という元不良少年がバスケットボール部主将の妹・赤木晴子に一目惚れ。そして、バスケットボール初心者ではあるが、バスケットボール部に入部し、その後、バスケットボールの才能を開花させていくという話です。
何故、今頃SLAM DUNKかと言うと、今までその存在は知っていたのですが、読んだことがなく、今回、偶然にも全巻入手出来たので読んでいるからなのです。
湘北高校バスケットボール部は安西光義監督のもと、主将の赤木剛憲、副主将の木暮公延、一時、部を離れていた宮城リョータと三井寿らとスーパールーキー流川楓(るかわ かえで)らがインターハイ出場を目指して、神奈川県予選で宿敵の陵南高校、インターハイ常連・翔陽高校や神奈川の王者・海南大附属高校と対戦していくというストーリーです(ただし、無敗という王道ストーリーではないのですけどね)。
2008年北京オリンピック女子ソフトボールで優勝した上野由岐子選手。
中学、高校のときにSLAM DUNKを読んで影響を受けたそうです。安西先生の一言ひとことに共感を覚え、問題が起きながらも、執念で勝ちに行く姿勢。それをソフトボールに取り組めたらいいなと感じたそうです。
こういう姿勢って、バスケットボールでもソフトボールでも、もちろん野球でも同じ。違いはないのですよね。
そして、2008年北京オリンピックにチームとして、SLAM DUNKを持って行き、時間があるときにメンバーが読むことで、チームメンバーが共感できるものを作る、チームが一つになって試合に臨んで行ける「感動力」を高めるのに役立ったそうです。
さて、SLAM DUNKから選んでみた名言です。
「全国制覇を成し遂げたいのなら、もはや何が起きようと揺らぐことのない、断固たる決意が必要なんだ!!」
「そう…桜木君、ここからはその気持ちが大事です。「勝ちたい」という気持ちがないなら海南大附属などと戦うべきじゃない」
インターハイ神奈川県予選決勝リーグで県王者海南大付属高との試合前の安西先生。
「必ず何か勝つ方法はあるはず…彼らとて同じ高校生だ。勝負に“絶対”はないのだから」
インターハイ王者山王工業高との試合開始前の安西先生。
「いいかよく聞け。オレたちは強い。神奈川を制すまで一気に突っ走るぞ!!」
インターハイ神奈川県予選一回戦の試合前の赤木。
これから戦う前にチームメンバー全員の心を一つにする、闘争心をかきたてたいときなどチーム全体に勢いをつけたいときには良いですよね。
「これは全国大会なんだ!! 絶対に油断するな!! いいか!! 一瞬たりとも油断するな!!」
インターハイ一回戦対豊玉高戦で勝利が目前にきたときの赤木。
「しっかりしろォ!! 流れは自分たちでもってくるもんだろうがよ!!」
インターハイ二回戦対山王工業高戦で後半王者の前で愕然としていた湘北メンバーに対する宮城。
これらはチームを奮起させるとき、心にスキを作らせないようなときに良いですよね。
「さあ、行こうか」
インターハイ神奈川県予選決勝リーグ対湘北高校。後半残り数分でリードされていたときにいった陵南高校・仙道彰。
「俺はあきらめの悪い男」 (三井寿/湘北)
インターハイ二回戦対山王工業戦で大差をつけられても攻めに行くときの三井寿。
これは劣勢の状況であっても集中力を高め、意地を見せたい、諦めない姿勢を伝えたいときです。
最後にSLAM DUNKを読む前から(何故か)知っていた、私の一番好きな言葉です。
この言葉は三井寿が武石中学生時代の県大会の決勝戦で、残り12秒となり、コートの外に出たボールを受け取ろうとした場面で「オレは勝ちをあきらめた・・・その時」と弱気になった時、試合を観に来ていた安西先生が三井に声をかけます。この言葉に奮起して逆転優勝を遂げます。
その時の言葉。
「最後まで・・・希望をすてちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了ですよ」