その昔、少年ジャンプに連載されていた江口寿史さんの「すすめ!! パイレーツ」に出てくる「千葉パイレーツ」というプロ野球チームに所属する準主役(?)に粳寅満太郎(うるとら まんたろう)というキャラクターが登場していました。名前の由来(?)はもちろん、あの「ウルトラマンタロウ」そのものです。
そして、それから・・・我らがヒーローが地球上へと戻ってきました。
その名も「宇瑠虎太郎(うるとらたろう)」です。
現在、行われている大相撲九州場所から、ウルトラマンタロウにあやかった、四股名の力士が登場しています。
序二段で式秀部屋に所属する「桜潮(おうしお)」改め、「宇瑠虎太郎」。著作権の問題からなのか「マン」は付いていませんが、シリーズ5代目のウルトラマンタロウから名前を拝借したとのことです。
実際には「太郎」が名前ですので、土俵上で呼ばれるのは「宇瑠虎」となります。
この宇瑠虎太郎ですが現在24歳。
入門前のスポーツ歴は柔道だけで、2010年秋に初土俵。最高位は東序二段51枚目。
新弟子検査時には2リットルの水が入ったペットボトル2本半を飲んで、体重基準67kg以上をクリアしたという逸話を持っています。
得意は下手投げ。
身長164cm、体重61kg。
なんと、角界最軽量力士なのです。
命名したのは師匠の式秀親方(元幕内・北桜)。
「気合と力の出る四股名。角界一の軽量で戦う相手は大きいが、果敢に挑んでほしい」
と約6カ月間考え抜いて決定したそうです。
宇瑠虎太郎。
土俵上で変身して、大きな力士へと立ち向かう。
九州場所初戦の対戦相手は182cm、162kgの北勝剛。
体格差は一目瞭然。
顎にモロに張り手を食らってひっくり返ってしまいましたが、場内からは「ウルトラ!」と声援が飛んでいました。
初勝利は二日目以降ですね。
ちなみに、3分以上土俵に居ても、大丈夫なのでしょうか?
最初にアップした時の動画が消えていたので、違う動画ですがご覧ください。