ベスト4。
ここでの勝ち負けは大きな意味を持つと思っています。決勝との連戦になる、だけど、負ければ決勝には行けない。
試合の戦略をどう組み立てるか、誰を先発させるか、どこで継投させるか・・・勝って、明日につなげるのは。
第一試合
松商学園高は11番、岩村田高は1番の先発。
先手は松商学園高。岩村田高ピッチャーの緩いボールを引っ張りに行くのではなく、センター中心に逆方向を意識したようなバッティング。それと盗塁を絡ませ、初回に1アウト満塁から犠牲フライで1点先制。追う岩村田高は5回にスクイズと3ベースヒットで逆転。すると、その裏に松商学園高が長短打を集中し、一挙5点で逆転。岩村田高は7回に1点を返すものの、8回に4点を奪われ、松商学園高が2年連続の決勝進出を決めた。
岩村田 00002010 |3
松商学園10005004x|10(8回コールド)
第二試合
佐久長聖高は18番、東海大諏訪高は1番が先発。
立ち上がりに佐久長聖高が連打で1点を先制すると、ランナーを溜めて3ランホームランで4点を挙げて試合の主導権を得る。さらに6回には打者一巡猛攻により、7点を挙げて、6回コールドで、6年連続の決勝進出。東海大諏訪高は、佐久長聖高の今大会初先発ピッチャーを打ち崩せず、自慢の打線が爆発しなかった。
佐久長聖 400017|12
東海大諏訪000000|0 (6回コールド)
松商学園高は岩村田高の攻略ポイントを徹底してきました。岩村田高が対戦してきたチームが、あの緩いボールを引っ張って、打ち取られていたのに対して、無理に打ちにいかなかったところ。そして、ランナーが出てからは盗塁でピッチャーにプレッシャーをかける。それを徹底したのが5回の逆転場面でした。
This is 高校野球。ここまでノーシードで勝ち上がってきた岩村田高。打たせて取るピッチングに堅い守備。戦力的に劣る公立校でも、こういう野球を徹底すれば強豪校と充分に戦えるというお手本でした。
6年連続の決勝進出、2年連続8回目の甲子園出場を狙う佐久長聖高。2年連続、2008年以来の9年ぶり36回目の甲子園出場を狙う松商学園高。
共にエースナンバー1番を温存して勝ち上がってきました。
いよいよ、長野大会は決勝の日です。
夏の長野大会 7月23日の試合予定
長野オリンピックスタジアム・決勝
10:00 松商学園高 vs. 佐久長聖高