第99回全国高等学校野球選手権長野大会の組み合わせが決まりました。
夏の大会を勝ち抜くにはそんなに簡単なものじゃないです。さらに今年は、本命不在と言われている年です。
「甲子園に勝つことはできない。甲子園が勝者を選ぶのだ」という感じがします。
万全の体制を整えて臨んだとしても、勝利は約束されません。勝つか負けるかを決めるのは結局のところ、甲子園という高校野球の神様なのかも知れません。
甲子園に向けて「やり残したこと」ないのか。隅々まで目を配ったのか。チーム力は整ったのか、イレギュラーな事態が発生しても、対処できるのか。見落としはないのか。
それらが出来ているチームが甲子園に選ばれるのです。
さあ、あと2週間。最後の準備です。
< 小諸商業高ブロック >
順当に行けば、小諸商業高の勝ち上がりを予想します。
その前に立ちはだかるのは、まず、長野高でしょう。四回戦は松本蟻ケ崎高かそれとも上田千曲高のどちらだと思われます。
< 東海大諏訪高ブロック >
ここも東海大諏訪高が頭一つ抜け出ていると予想します。
ただし、上田高、下諏訪向陽高、飯田風越高など地力を持っているチームもあります。強力な東海大諏訪高打線を抑え込めば、勝機も見えてきます。
< 上田西高ブロック >
上田西高にとっては序盤から気の抜けない組み合わせとなりました。
勝ち上がれば三回戦で長野商業高と松本第一高の勝者と対戦です。どちらも、春季大会の雪辱を晴らすために、虎視眈々と上を狙っています。
< 都市大塩尻高ブロック >
都市大塩尻高も気の抜けない試合が続きそうです。
二回戦は伊那弥生ヶ丘高と長野西高の勝者。勝ち上がれば長野工業高と野沢北高の勝者。そして、順当に行けば四回戦で松本深志高との対戦が予想されます。
< 松本県ケ丘高ブロック >
実力的には松本県ヶ丘高でしょう。
ただ、どこが抜け出ても不思議ではないので、どこもがチャンスです。個人的には諏訪二葉高と松本美須ヶ丘高の一戦が見たいのですが。
< 佐久長聖高ブロック >
順当ならば佐久長聖高でしょう。
ただし、三回戦で松本工業高との対戦が予想され、四回戦も岡谷南高との対戦が序盤のヤマでしょう。逆にこの2チームは佐久長聖高を倒せば、上位進出も可能です。
< 篠ノ井高ブロック >
篠ノ井高としては、ちょっと厄介なチームが多いブロックです。
ただ、地球環境高と田川高、長野俊英高と創造学園高、諏訪実業高と須坂高とつぶし合ってくれる分は楽になるでしょうけど。
< 伊那北高ブロック >
伊那北高にとっては試練の道です。
二回戦は松商学園高、三回戦には日本ウェルネス高と長野日本大学高の勝者。まずは、初戦に全力を集中です。
今年は、ノーシードの実力校が多く、もっとばらけると思いましたが、結構固まった組み合わせとなりました。本命不在を象徴しています。
夏大開幕まで、あと14日。甲子園まで、あと6勝。