まだまだ、暑い日が続いています。食欲は増加も減少もしていませんが、外出はやはり減少気味です。運動量はあまり変わっておらず、体重もあまり変わっていません。
さて、夏野菜の代表でもある「オクラ(秋葵)」は、アオイ科トロロアオイ属の植物、またはその食用果実です。オクラの英名は「okra」であり、その語源は、ガーナで話されるトウィ語の「nkrama」からといわれています。原産地はアフリカ北東部(エチオピアらしい)であり、原産地や熱帯では多年草で、何年も繰り返し果実をつけることができますが、日本では冬越しができないため一年草です。
日本にやって来たのは明治初期といわれており、現在の日本で主流を占めているのは星型になる品種ですが、沖縄や八丈島などでは大型で断面の丸いものが栽培されています。日本国内では年間出荷量は約12,000tであり、主な生産地は鹿児島県4,383t(39%)、高知県1,946t(17%)、沖縄県992t(9%)、熊本県898t(8%)、宮崎県523t(5%)と、温暖な九州・沖縄地方となっています。ちなみに、国内出荷量が減る冬は海外から輸入しています。
以前から、「マイオクラブーム」です。同じねばねば系の納豆は自分でかき混ぜなくてはならないのですが、オクラはその必要がないので、だされたまま食べます。とはいっても、いつもゆでたオクラにかつお節と醤油というのも、秋風が吹く前に飽きが来てしまいますので、最近はいろいろと工夫してもらっています。
■オクラをよく冷やしたポン酢あえ
■オクラを麺つゆに浸して冷やし、大根おろしをかける
■オクラとチーズのサラダ
素揚げやてんぷらもいいのですが、暑いときの揚げ物は作ってくれません。ちなみに、オクラのフライは米国南部でも食べられているそうです。
どちらかというと、七番バッターという感じですが、タンパク質と一緒に調理することで、いきなり四番バッターにもなります。
■オクラの肉巻き(オクラを豚バラで焼いて、ポン酢)
■オクラと豚肉と山芋の炒め物
などなど。ほかにも、麺類と合わせることで、良いサポートもしてくれます。
■オクラと納豆とトロロのネバネバそば
■オクラと山芋のネバネバ冷やしうどん
■オクラを細かく刻んで麺つゆにしたオクラソーメン
ほかにも、いろいろと調理法があり、シンプルな食べ方でも、凝った食べ方でもいろんな食べ方ができるのがオクラのいいところです。
ここからは受け売りの知識なのですが、オクラは刻んだ時にぬめぬめした粘り気が出ますが、この粘り気の正体は、「ペクチン」「アラピン」「ガラクタン」という食物繊維で、コレステロールを減らす効果があります。ほかの栄養素としては、「ビタミンA」「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビタミンC」「ミネラル」「カルシウム」「カリウム」などが含まれるため、夏バテ防止、便秘・下痢に効く整腸作用などが期待できます。
ただし、何でも食べ過ぎや分量には注意しなければなりません。
オクラも豊富な食物繊維がありますが、食べ過ぎると下痢や便秘になってしまいます。特に胃腸が弱い人は下痢になりやすいです。便秘がちな方は水分をしっかり摂りませんと、カチカチの便秘になってしまいます。
オクラの食物繊維は、100g当り約5.0gです。このうち、水に溶けない不溶性食物繊維は約3.6g含まれています。不溶性食物繊維により腸が刺激されますが、摂りすぎますと水分を吸収して大きくなる特徴があり、便秘の原因になります。水に溶ける水溶性食物繊維は約1.4g含まれており、これにより便秘が解消されますが、摂りすぎますと腸への刺激が強すぎるため、下痢の症状を引き起こしてしまいます。
「オクラ」だけに、身体の健康管理が「お蔵入り」にならないようにご注意ください。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。