テレビ朝日系で放送されている土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」(土曜午後11時15分)が話題になっています。深夜番組のため視聴率(関東地区・ビデオリサーチ調べ)は1桁台ですが、放送直後にはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で話題が急増するとのことです。
このドラマは2016年の年末深夜に単発ドラマとして放送され話題を呼んだ「抱腹絶倒の胸キュン・コメディー」を連続ドラマ化したものです。主人公のモテない独身男・春田創一(田中圭さん)のことを、ピュアな乙女心を持つ部長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎さん)とイケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都さん)が取り合うという「純愛ストーリー」なのです。
「はるたんが好きでぇぇぇええす!」
と真っ赤なバラを抱えた部長が、海をバックに愛を告白・・・と第1話から、まっすぐな乙女心と、そのピュアな気持ちを表すかのような背景に浮かぶハートマークが、ツイッターでも話題となりました。
さて、おっさんといえば、球界が誇る鉄人・岩瀬仁紀選手は、今年11月10日に44歳を迎えます。今シーズンも開幕から一軍の戦力となり、ここまで14試合に登板、4ホールド、1セーブとし、歴代最多セーブ記録を405に更新しています。今シーズンは勝利の方程式の一角を担い、防御率2.25と調子よく、前人未到の1000試合登板まで残り31としています。
続いて、今シーズン中日ドラゴンズに移籍して復活を遂げた松坂大輔選手、今年9月13日で38歳になります。右肩痛に悩まされ、3年間在籍した福岡ソフトバンクホークスを退団した平成の怪物。ここまで5試合に先発し、2勝、防御率3.08と、開幕前の大方の予想を遥かに上回る活躍です。
同じ松坂世代である工藤隆人選手も、現在一軍メンバーとしてプレーしています。主に守備固めでの起用ではあるものの、23試合に出場しています。同じ37歳の藤井淳志選手も26試合に出場し、代打などで活躍しています。
そして、5月22日の横浜スタジアム。我らが中日ドラゴンズは小笠原慎之介選手が二軍で調整ということもあり、ローテーションの谷間。誰が先発するかと思ったら、二軍戦から中4日で今季初先発のマウンドに上がった山井大介選手。5月10日に40歳の誕生を迎え、不惑の歳となり、正直期待をしていなかったのですが、横浜DeNAベイスターズの打線を、わずか4安打完封とほぼ完璧に封じました。
ストレートは140km/h中盤で、内外角にきっちりと投げ分け、バッターを打ち取っていく投球はお手本です。ちなみに山井選手の完封は2014年8月16日の東京ヤクルトスワローズ戦以来、4年ぶりとなります。40歳代での完封勝利は史上9人目となります。
後は、荒木選手がいつ一軍に上がってくるかですね。
世代交代と言われ、若手に切り替わってきていたはずのドラゴンズですが、小笠原選手、柳選手、笠原選手や高橋選手といった若手選手が苦戦している中で、気が付けばベテラン選手たちの働きによって、今の順位を支えている感じです。
ドラゴンズの「おっさんパワー」が原動力になっています。ファンにとっては「おっさんずラブ」ですね。