野球小僧

第99回全国高校野球選手権長野大会を終えて

甲子園での全国大会は各地方の代表。チームを応援するというよりも、自分の故郷、住んでいる地方を応援するような感じです。もしくは、注目校、注目選手を観戦という感じです。その感覚は、たぶん、自分の子どもの学校や自分の出身校が出場していないという、嫉妬心から来ているものから来ているのかもしれませんが、やっぱり高校野球が好きだというものが根底にあるのだと思います。

地方大会のことを夏の甲子園の予選と言われることがあります。ただ、予選というと甲子園に出場することのみ、絶対的な価値があるように思えてしまいます。高校球児のほとんどが甲子園を目指して、甲子園に出場することを目標にして地方大会を戦っています。でも、地方大会には1勝を挙げることを目標にして出場するチームもあれば、1点を取ること、あるいは出場そのものを目標にしているチームもあります。そういう意味では地方大会も目指すべき、立派な大会なのです。

だから、地方大会は出来るだけ、時間のある限り観るようにしていました。だって、甲子園は遠いということもありますが、そこにいる選手、応援団みんな甲子園に行くことができているのですから。



甲子園にもドラマはあり、涙がありますが、もっと、ドラマがあるのが地方大会であり、もっとも涙があるのが地方大会だと思います。

もちろん、野球に限ったことではありませんが、高校野球の期間って本当に努力が大切であって、急激に伸びる時期だと思います。もちろん、まだ先にピークがあって、大学や社会人でも野球を続け、伸び続ける選手もいると思います。親にとっては自分の子の成長過程が見られる、最後の時間でもあります。

だからこそ、より尊いものかもしれません。

さて、長野大会は9年ぶり36回目の松商学園高の優勝で幕を閉じました。

本当だったら、甲子園の決勝が終わった後に「ああ、今年の夏も終わりだなぁ」思うのですが、今年は特別かもしれません。

まだ、来ていないのですが2017年の「夏」も熱かったです。すべての選手に、それぞれの思いと物語があって。


この春から公式戦の試合の写真を撮ってきました(1試合だけ出張の関係で撮れませんでしたが)。「彼らが10年、20年後にこの写真を見たとき、自分の青春を誇ってくれるたらいいな」とその思いで撮ってきました。

あまり感情移入をしてはいけないのですが、苦労してきた選手の写真は多くなりました。そして、レンズを通して二度だけ泣いちゃいました。
一度は今年の春季県大会準決勝東海大諏訪高戦での同点2ベース、もう一つは選手権大会に回線での長野西高戦での勝ち越し2ベース。

一番うれしかったのは、春季地区大会代表決定戦穂高商高戦での3ベースでした。ベンチも応援席も一番盛り上がった瞬間だったと記憶しています。

今、時間を見つけて整理していますが、一枚一枚のすべてのシーンが蘇ってきます。幸せな時間を共有できたことに感謝したいです。
私の写真が少しでも、皆さんの想い出に彩りを添えることが出来れば幸せです。

それもこれも、すべては高校野球のおかげです。


高校野球に携わるすべての方々、そして三年の球児のみなさん。

本当にありがとうございました。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
履歴見ましたが、倫理規定に引っかかる前に何も残っていない状態でした。

やっぱり、地方大会はいいものです。

米子商高時代以来17年ぶり3回目の米子松蔭高と26年ぶり14回目の米子東高。どちらも勝たせたいものでした。
eco坊主
あれっコメ書いたはずなのに・・・
”くろ”倫に引っかかって削除されたのかしら

おはようございます(*Ü*)ノ"☀

え~っと何書いたっけ?

まっくろくろすけさんお疲れ様でした。
葡萄隊~K陵~TCUとありがとうございました。
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