長野県内で売られている「い・ろ・は・す」は山梨県北杜市白州町の採水のものだと思い込んでいましたが、違いました。
ローソンで買ったものは富山県砺波市東保のものでした。その後、セブンイレブンで買ったものも、サークルKで買ったものも、ファミリーマートで買ったものも調べてみると、すべて富山県産でした(お店にとっては迷惑でしょう)。
地域的に長野県(というよりも長野県の中信地区)は山梨県の方が近いので、「富山よりも山梨でしょ」と決め込んでいました。地図を見れば富山もお隣の県ですしね。思い込みと言うものは恐ろしいものです。
富山の良質な大地が育んだ軟水
もちろん、成分は違います。
エネルギー 0kcal
たんぱく質・脂質・炭水化物 0g
ナトリウム 0.86mg
カルシウム 0.83mg
カリウム 0.06mg
マグネシウム 0.17mg
そして・・・飲んでみました・・・違いが判りません。両方とも軟水ですしね。と言い訳。
ところで、ミネラルウォーターなど飲料水でよく“軟水”や“硬水”というのを聞いたことがあると思います。
水にも“硬度”というものがあって、水の分類の一つとして軟水と硬水というものに分けられています。この分け方は水1リットル中に含まれている“カルシウムイオン”と“マグネシウムイオン”の量で“硬度”が決まり、硬度が低い水を軟水、高い水を硬水としています。
軟水; カルシウムとマグネシウムが少ない水
硬水; カルシウムとマグネシウムが多い水
WHO(世界保健機構)では
軟水;硬度120mg/L未満 / 硬水;硬度120mg/L以上
と定義されており、日本では
軟水;硬度100mg/L未満 / 硬水;硬度100mg/L以上
となっています。
ちなみに日本は沖縄の一部地域以外は軟水です。欧州や北米には硬水が多くなっています。これは地質の違いであって、地中にしみ込んだ雪や雨水が地層中で汚れやゴミを濾過し、地層中のミネラルを吸い取って湧き出す天然水は、日本では国土が狭く地層に浸透する時間が短く、欧州や北米では地層に接する時間が長いことが、硬水と軟水を生み出す要因の一つと考えられているからです。
また、水の硬度はその土地の食文化にも関係しており、肉食中心の西欧料理ではミネラルが不足するため、硬水でミネラルを補っているそうです。
食事によって、軟水と硬水を飲み分ける。
レストランで彼女にミネラル・ウォーターについて語ってみてはどうでしょうか?
決して、水臭い中ではないはずですからね。
軟水
・口当たりが柔らかく、さっぱりしていている
・緑茶を入れる際に色や風味が出やすい
・旨み成分を引き出しやすいなど、煮炊きの多い日本料理に適している
・石けんや洗剤が泡立ちやすい
硬水
・のどごしが硬いが、しっかりした飲みごたえを感じる
・緑茶を入れる際に色や風味が出にくい
・肉を煮るときなどにアクが出やすいですが、和風料理にはあまり適さない
・石けんや洗剤が泡立ちにくい
硬水ベスト5
沖縄県 84.006 / 千葉県 81.775 / 埼玉県 75.015 / 熊本県 70.449 / 茨城県 66.469
軟水ベスト5
広島県 28.819 / 宮城県 28.66 / 島根県 28.213 / 山形県 27.801 / 愛知県 26.476
暑い日が続きます。こまめな水分補給を。