一時期ブームのように言われていた「真っスラ」。今ではほとんどというか、まったく言われなくなっています。
「カットボール」に取って代わったかと言えば、別物という説もあり、そうでもなさそうです。
そもそも、「真っスラ」にしても「カットボール」にしても、日本ではそのボールを投げるピッチャーが少ないということが、聴かなくなって来た理由でしょうね。
現在では藤浪晋太郎選手(阪神タイガース)くらいが「カットボール」の投げ手です。
さて、今日は決して怪しい方面の話ではありません。
先日のプロ野球練習試合(15日・北谷:中日ドラゴンズvs.横浜DeNAベイスターズ)でドラゴンズ・亀沢恭平選手二番・ショートでスタメン出場しました。亀沢選手は2011年のプロ野球ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから育成2位指名を受け、昨年までホークスの育成選手でした。
右投げ左打ちの万能内野手で、セカンド、ショート、サードと守れ、ファームの3年間で250試合に出場して打率.280、3本塁打、34盗塁。安打に対する単打の割合が84%と長打が少なく、三振率.121で三振は少なく、守備率はセカンド.995(121試合)、サード.961(86試合)、ショート.952(47試合)と堅実です。ドラゴンズ好みの選手です。
現行の育成契約のシステムは3年契約するといったん自由契約になります。長期間育成契約を続けることで、プロ契約の権利を阻害しないようになっています。よって、他チームとの契約も出来ます。
ホークスは育成で再契約を結ぶ予定でしたが、ドラゴンズと支配下選手として契約することとなりました。
さて、15日の練習試合ではチームがノーヒットに抑えられていた、5回2アウト一・二塁からベイスターズ林選手からファーストへボテボテのゴロを放つと、一塁へヘッドスライディング。間一髪でセーフとなり、この試合2打数1安打と結果を残しました。また、14日の練習試合(vs.韓国・サムスン)でもヘッドスライディングで二盗に成功しています。
小学校時代にはヘッドスライディングが代名詞だった亀山努さん(当時阪神タイガース)を応援に甲子園へ通ったことがあるそうです。
「僕は一球一打が一軍か二軍につながる立場。ヘッドスライディングをしてケガをして終わっても別にいいと思ってプレーしている。でも3年間(育成選手として)ホークスでやってて、一度もケガをしなかったんだから、ヘッスラの神様がついてるんじゃないかな」
今年こそはと期待されている2011年ドラフト1位・高橋周平選手が8打数ノーヒット。
2011年育成ドラフト2位・亀沢選手のがむしゃらさが欲しいです。”亀ヘッド”を武器に”亀の歩み”ながら、開幕戦でドラゴンズのショートを守っているかもしれません。ただ、くれぐれもケガだけはしないようにと願っています。
チャック・ウィルソンさん、マッスル北村さん、パッション屋良さん、なかやまきんにくんさん、レイザーラモンHGさん、庄司智春さん、小島よしおさん・・・と筋肉系芸能人・いわゆるマッスラー芸人はたくさんいます。
ただ、どうも一発屋の域を出ません。ま、一芸に秀でるというのもありますが。