大体からして、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表 vs. オランダ代表の試合が長すぎました。そもそも、野球の試合が2時間で終わるという設定に無理がありました。しかも、WBCの日本戦はただでさえ、より長くなっているのですから。
その影響によって、楽しみにしていた(とは言っても、当日の夜に気が付いた)「史上初! 現役・OBレスラー200人&ファン1万人が選ぶプロレス総選挙」が当初、13日20:58から放送予定だったのが14日00:13から(よく、13日24:13という表現をしますが、本来24時とかはありませんから)放送されました。この番組、深夜帯ながら平均視聴率4.8%とどこかのゴールデンタイムのドラマより視聴率が高く、それだけ話題になったことからネット上で話題になっています。でも、もちろん、ビデオセットして後日観ましたから。
何はともあれ、総選挙のランキングをおさらいしますと次のとおりです。
⑳ 「世界8番目の不思議」アンドレ・ザ・ジャイアント
身長2m23cm、体重は236kgの存在自体が規格外の大巨人レスラー
⑲ 「暴走キングコング」真壁刀義
派手な暴れっぷりのスイーツ好きの正真正銘のプロレスラー
⑱ 「超人」ハルク・ホーガン
1983年、アックスボンバーを打ち込んだアントニオ猪木が舌を出し失神
⑰ 「黒のカリスマ」蝶野正洋
プロレス史上初のかっこいい悪役
⑯ 「破壊王」橋本真也
130kgの巨体から繰り出すキックが豪快
⑮ 「ザ・クリーナー」ケニー・オメガ
2017年1月4日のオカダ・カズチカ戦の壮絶な46分45秒の大乱闘
⑭ 「ミスタープロレス」天龍源一郎
力士から転向し、日本人初のジャイアント馬場とアントニオ猪木からフォール勝ちを飾った唯一のレスラー
⑬ 「熱き青春の握り拳」小橋建太
誰よりもタフで絶大な支持を獲得。プロレスリング・ノアで絶対王者と称された
⑫ 「プロレスリング・マスター」武藤敬司
正義と悪の2つの顔を持つ、いわゆるグレート・ムタの毒霧や凶器攻撃までヒールレスラーとしても活躍
⑪ 「革命戦士」長州力
1980年代に一躍ブレイク。サソリ固めやリキラリアットを武器に名勝負を繰り広げた
⑩ 「不沈艦」スタン・ハンセン
ブレーキの壊れたダンプカー。猪木・馬場と熱戦を繰り広げた外国人レスラー
⑨ 「ノアの盟主」三沢光晴
魂のこもったエルボーが特徴。受け身がキレイで受けの美学を追求
⑧ 「世界の獣神」獣神サンダー・ライガー
多彩な技が魅力的。ライガーボムや垂直落下式ブレーンバスター、最も受けたくない技である掌底
⑦ 「完全無欠のエース」ジャンボ鶴田
日本人歴代最強といっても過言ではない人気プロレスラー。破壊力抜群のバックドロップ
⑥ 「100年に1人の逸材」棚橋弘至
ハイフライフローやスリングブレイドなどの大技が光る。プ女子からの人気がかなり高い
⑤ 「日本プロレス界の父」力道山
国民に希望と活力を与えた人物。プロレス界のレジェンド
④ 「レインメーカー」オカダ・カズチカ
IWGPヘビー級王者として圧倒的な人気。現在のプロレス界を背負う
③ 「四次元殺法」初代タイガーマスク
空中技がすごいスーパーヒーロー。テレビ視聴率が20%を超えることも
② 「世界の巨人」ジャイアント馬場
元は野球の投手だったが、レスラーに転向し、NWA世界ヘビー級王者を獲得
① 「燃える闘魂」アントニオ猪木
1976年6月26日のモハメド・アリ戦の異種格闘技戦は14億人が視聴。無人島巌流島で時間無制限でマサ斎藤と2時間5分の試合を行った
猪木さん & 馬場さんの1-2フィニッシュは、順位はともかくとしてほぼ全プロレスファンが納得出来る選出だと思えます。また、昭和プロレス世代においては長州さんや天龍さん世代、その下の、闘魂三銃士や四天王のランクインにも納得は出来ることでしょう。
でも、何かが足りません。
「インドの狂虎」タイガー・ジェット・シン
「黒い呪術師」アブドラ・ザ・ブッチャー
「グレート・テキサン」&「テキサス・ブロンコ」ザ・ファンクス
「仮面貴族」ミル・マスカラス
「キングコング」ブルーザ・ブロディ
「狂乱の貴公子」リック・フレアー
「炎の飛龍」藤波辰爾
「格闘王」前田日明
「アイアム・プロレスラー」高田延彦
「テロリスト」藤原喜明
うーん、キリがありません。今回のバトルロイヤルはアントニオ猪木さんの勝利ということで、次回開催をWBCのない日に期待します。
なお、「魅惑のマッスルオーケストラ」とはストロングマンこと ジョン・アンダーセンさんです。