野球小僧

無双 / 小平奈緒

スピードスケートのワールドカップ今季最終戦、スタバンゲル大会(ノルウェー)最終日は3月12日に行われ、女子500mは種目別優勝の小平奈緒選手が37秒24で制し、今季出場した8戦全勝で、通算9勝目を挙げました。

今季8勝で通算9勝ということは、過去通算1勝だったということで、今季の躍進には正直驚きでした。

小平選手は22歳の2009年全日本スピードスケート距離別選手権大会で500m、1000m、1500mの3種目を一度に制覇しました。同年11月のISUワールドカップ・ベルリン大会で500m3位、1000m2位の日本人選手最高位を獲得。

2010年バンクーバーオリンピックで、500mは12位でしたが、1000mと1500mでは5位入賞を果たし、女子団体パシュートでは日本女子スピードスケート界史上初となる銀メダルを獲得しました。

しかし、その後は目立った成績を残せていなかったため、もう大きな大会で活躍することはないだろうと言われていました。

若くして頭角を現した選手が壁にぶつかり、そのまま消えてしまうパターンだと思われていました。しかし、3年前のソチ・オリンピックでは500mだけに照準を絞り、5位入賞を果たしました。そして、もっと上を目指せたということで、オランダに拠点を置いて、フォーム改造などに取り組みました。そこで、1年間、失敗と成功を重ね、苦しみながら強靱な下半身のバネを作り上げてきました。

すると、2014年11月のISUワールドカップ・ソウル大会の500mでワールドカップ初優勝。参戦開始から9年目で達成しました。
その後、2015年2月に行われた世界距離別選手権の500mで3位入賞。この種目での日本人女子のメダル獲得は、2007年の大菅小百合さん以来8年ぶり。そして、2014/15シーズンのワールドカップ500mで総合優勝した。日本の女子選手がこの種目で総合優勝するのは島崎京子さん以来24年ぶりのことでした。このように成績が急上昇してきており、最近の活躍は記憶に新しいところです。

スピードスケートは毎年10月から約5カ月間、世界中を転戦します。長距離移動を繰り返しながらも、一度も体調を崩さなかったタフな身体であったことも一因です。そこで気付いたのが、食生活がいかに重要なのかということだったそうです。

オランダ修行の際、ヨーロッパの食品が口に合わなかったらしく、食べられるものが限られてしまったそうです。牛乳、チーズなどの乳製品が特に苦手だったそうです。アスリートは食べることが体づくりの基本です。乳製品はカルシウムが豊富な食品ですが、実は小平選手は乳製品にアレルギーがあったそうです。しかし、そのことを本人は海外生活の当初にはよく分からず、はっきりそれに気付いたのは、つい最近のこと。乳製品は嫌いという、食べ物の好き嫌いといった程度にしか思っていなかったようです。

そこから食生活を見直し、帰国後に和食を食べるようになってから、体調を崩すこともなくなり、睡眠の取り方についても勉強。それがワールドカップ全勝につながったそうです。

昨季は一度も表彰台に立てなかった小平選手。来年の平昌オリンピックへ期待してしまいます。

そんな小平選手がいるかと思い、相沢病院へ通院していますが、まだ一度もお目にかかったことはありません。 


コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
今季、これだけ勝ってしまうと、来季が心配です。過去から学んでくれるでしょうから、まあ、大丈夫でしょう。

病院ですか? 結構重症でして、症状としては「先生、鳥取のある家庭のお茶の間が勝手に見えてしまうのですが、変ではないでしょうか?」ということで、毎週通っています。

来年の平昌オリンピックをここ(病院)で観ているのは嫌だなあ。
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

今季の活躍は確かに”無双”という言葉がピッタリですね!
彼女の顔立ちからして無敵のアスリートというイメージではないですけど。

平昌オリンピックはいやがおうにも期待が膨らんでしまいます。
是非てっぺんを取って欲しいものです!

BTW:通院って大丈夫ですか?美白化ではないですよね!?
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