野球小僧

第101回 全国高等学校野球選手権 長野大会 準々決勝 東海大諏訪高 vs. 松商学園高 / 岡谷南高 vs. 飯山高

長野大会の準々決勝からは、松本市野球場に舞台を移して、決勝までの試合が行われます。

■松本市野球場

準々決勝の第1試合は、1996年以来23年ぶりとなる夏の甲子園出場を狙う東海大諏訪高と、ここまで全試合コールド勝ち・無失点で勝ち上がってきた松商学園高の対戦は、両チーム合わせてホームラン4本という打撃戦。

1回表の松商学園高は清水選手のホームランで先制。その後は、松商学園高の先発・鈴木選手、東海大諏訪高のエース横田選手の投げ合いで両チーム得点なし。

1点を追う東海大諏訪高は5回2アウト一・二塁で、代打の松山選手の打球はボテボテの内野ゴロ。これが内野安打となり、さらに送球エラーを誘う間に二塁ランナーが本塁へ還り同点に追いつく。

6回裏も2アウト二塁から横田選手の勝ち越しタイムリーヒット、阿南選手のタイムリー2ベースヒット、上林選手の2ランホームランで4点を追加。

今度は逆に追う松商学園高が7回表に意地を見せる。田所選手が追い上げのソロホームラン。1アウト後に代打・木村選手がフォアボールで出塁し、続く塚本選手の2ランホームランで1点差に追い上げる。

しかし、松商学園高の反撃もここまで。東海大諏訪高のエース・横田選手が気迫の投球で1点のリードを守り切り、夏の松商学園高を破りました。

第1試合
松商学園 100000300|4
東海大諏訪00001400x|5

第2試合の公立校同士の対戦は、飯山高が昨夏ベスト4の岡谷南高を破り、2009年以来、10年ぶりのベスト4進出を果たした。

飯山高はエースの岡田選手が相手打線を散発4安打に封じて公式戦初完封。打っては4回2アウト一・三塁でタイムリー2ベースヒットを放つなど、投打に活躍。岡谷南高の先発・宮原選手は30年前にお父さんが果たせなかった、甲子園へは届きませんでした。

飯山 003200100|6
岡谷南000000000|0

東海大諏訪高と松商学園高の試合は、1つのミスが流れを変えてしまいました。5回裏のボテボテの内野ゴロは、ピッチャーとファーストの間に転がり、どちらが捕るかで迷い、セカンドがゴロに飛び込み、体勢を崩しながらも一塁へ送球。しかし、ボールはファーストが捕れず、東海大諏訪高の二塁ランナーが同点のホームを踏みました。

この1点で東海大諏訪高は生き返り、続く6回に4点を奪い勝ち越し、最後は1点差で逃げ切りました。結果的に、この同点の1点が貴重な点になったのです。

実力差の近いチーム同士の対戦、しかも大事な試合であればあるほど、1つのプレーが流れを変えてしまうということをつくづく思い知らせる試合でした。


コメント一覧

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eco坊主さん、こんばんは。

公立校がここまで残っているのは、近年ではなかったように思います。なかなか面白い状況になっています。

今週末は天気が心配です。例年ならば、決勝の日には梅雨明けでしたが。

因幡国の工業高校頂上対決。1点差。残念でしたね。
eco坊主
おはようございます。

大会も準々決勝となりいよいよ佳境になってきましたね。
一番面白いといわれるベスト8の戦い・・中信勢がいなくなっちゃいましたね。
我が県も工業高校頂上対決(笑)が終わりました。

各都道府県での代表決定楽しみですね。
台風#5の影響出ませんように_人_
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