「超向上心」向上心の上に“超”が付くそうです。
東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大選手。
昨年までもリーグ、球界を代表するほどのピッチャーでしたが、今年はその投球がさらに進化し「全試合で全球種を完ぺきに投げ分ける」と言われているほどです。
「現状に甘んじることは絶対にしたくないですね。どんなにいい成績を残しても、それはゴールじゃない。その上があるはずじゃないですか。向上心……、いや『超向上心』を失ったらいけないなと。それは常に心がけていますよ。だから、もし不完全燃焼の形で終わってしまったら、それは、なおさらですよね。『絶対にはい上がってやるぞ、10倍返しにしてやるぞ』って、そんな気持ちです。もしかしてボクは究極の負けず嫌いなのかもしれませんね」
バレンティン選手とはちょっと違いますが、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では不調と言うか、不完全燃焼であったことは確かです。
その、モヤモヤ感をシーズンにぶつけてきたかのような感じで、開幕21連勝、昨シーズンからの通算25連勝で世界記録を達成しました。
今年のイーグルスは、昨シーズンまでとは違って、レギュラーメンバーがほぼ固定されていることも、強みだと考えます。そして、打線の中心にマギー選手とジョーンズ選手と言う優良外国人の存在もあります。
ようやく、戦うチームになってきたという感じですね。
野村監督-星野監督(途中、ブラウンさんが一年監督しましたが)という流れで阪神タイガース時代と同じく強い時期がやってくるのかはまだ判りませんが、チームが成熟してきていることは事実です。
ダルビッシュ選手が居た北海道日本ハムファイターズの時のように絶対エースがいるからチームが強くなっていったのか、チームの熟成が進んだから、大エースが育ってきたのかは判りません。
でも、機が熟してきたことは事実でしょうね。
おそらく、今シーズンオフにはポスティングシステムでメジャー挑戦することだと考えられます。ですから、このまま無敗のまま米国へと渡り、来シーズンメジャーで連勝記録を伸ばしていくというのも、興味あります。
もう一つ。チーム創立初優勝と言う置き土産も揃えてでしょうね。