我が家には正真正銘の本物の甲子園の土があります。
それは球場に無断侵入して拝借したものではなく、2008年夏の甲子園に出場した主将からいただいたものです。
そういえば、数年前に甲子園のグラウンド整備事業を担当している阪神園芸株式会社から「阪神園芸グラウンドキーパーの土」(実際には使用されている土と同じ配合されたもの)が販売されました。私も買おうかなと思ったのですが、あまりにも売れすぎ、転売が横行したため、すぐさま販売中止となりました。
現在は一般売りはしておらず、学校関係や会社のグラウンドなど、大口での取引でのみ販売に応じているようです。ただ、転売禁止の契約書にサインするルールがあるとのことです。しかも、土は阪神園芸本社のある兵庫県からダンプカーでの輸送となり、届け先の距離で料金は違うようで、東京近郊の場合にはダンプカー1台あたり約20万円とのことです。
さて、2年ぶりに開催されている夏の甲子園(第103回全国高等学校野球選手権大会)ですが、開会式、入場行進の簡素化や無観客試合など、異例づくめです。さらに、試合後の光景も以前と違っています。
例年、試合に敗れた選手たちはベンチ前のグラウンドの土を集め、球場を去る姿が見られました。しかし、今大会は土の持ち帰りが認められていません。今春に行われた第93回選抜高校野球大会でも日本高校野球連盟は、試合後にグラウンドの土を取らずに速やかに引き揚げるようにしていました。
これは、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、試合と試合の間にベンチを消毒するため、選手らは速やかに退出する必要があるからだそうです。ちなみに、昨夏の甲子園交流試合でも、ベンチの消毒などのため、試合後に土を集めることは禁止されていました。
あこがれの阪神甲子園球場で試合をして、その記念にというのは、出場した選手にとっては一生の宝物になることです。プロになる選手を除けば、高校で野球を終える球児もいることです。でも、仕方ないことです。
ただ、選抜出場校には後日、球場の土が贈られたそうです。また、この大会でも同じく球場の土を贈るとのことです。
一般の方がどうしても、土が欲しい場合には今年は不可能ですが阪神甲子園球場に高校野球観戦に行きます。出来るだけ、一日4試合ある日が良いです。席はその日の天気にもよりますが、風下になるベンチ側の真後ろが確保でき、さらに風が強いければよりベストです。
そう、目的はグラウンド整備で舞い上がった土ぼこりを集めるのです。
けど、これはちょっと空しい・・・。
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