最近というよりも、ここ数年、クマの目撃どころか、民家や商業施設などにクマが侵入するなどの、日本各地で発生しています。人に危害を与えなければまだしも、人的被害が発生しまいますと、ケガだけでは済まない場合もあります。
2020年10月18日午前、長野県塩尻市の路上で、95歳の男性がクマに襲われケガをしました。この周辺では同日午前6時ころにも成獣とみられるクマ1頭が目撃されていて、男性を襲ったクマとみられるということです。
これらを含めて、市内ではこのような(↓)状況になっており、塩尻市役所からは注意喚起のメールも発信されています。
しかし、なぜこうもクマが人の住む場所に顔を出すようになったのでしょうね。以前は、クマが山の中から出てくることはなく、そんなニュースもなかったように記憶していますが、最近では当たり前のように家の周辺や畑に現れています。
要因の一つとしては、人間がクマの住んでいる山に近づいているということはあるでしょう。でも、街中に出没するクマについては、それだけでは説明がつかないと考えられます。
2018年にクマが大勢(?)出没した、この年の夏は猛暑でした。そして、2020年の夏もお盆あたりから猛暑でした。
おそらく、猛暑の影響により、木の実などが少なくエサがないため、エサを求めて山の下に降りて来るのかも知れません。また、本州に住んでいるクマ(ツキノワグマ)は昆虫も食べます。あまりにも暑いと、昆虫自体も減ってしまいます。
異常気象による猛暑。その影響で動植物の生態系に異変が起きていることが、クマが出没する、もう一つの要因だとも思います。
日本の平均気温はこの100年で1.19度上がり、東京では100年で平均気温が約3度上昇しています。
近年、高校野球も猛暑対策をいろいろと導入してきています。
地球的規模で気候変動が始まってしまっています。今すぐ、対策しても即効性はないかもしれませんが、未来のためには何らかの対策をしていかなければならないでしょう。また、短期的には、この状況を受け止めなければならないのも事実です。自然は厳しく恐ろしいということは忘れてはいけないです。
「with コロナ」といいますが、「with クマ」という状況は理想かも知れませんが、無理な話でもあります。
クマにもクマの都合や生存権があるでしょうし、話し合いでは解決できないでしょうし・・・クマだけに、クマ(困)った話です。
新型コロナウイルス感染拡大にともない、今までの生活でやれてきたことがこれからできなくなっています。それと同じにライフスタイルを変えていかなくてはならなのではないでしょうか。
■外出の際は、手洗い、咳エチケット等の感染対策や、「3つの密」の回避を心掛けましょう。
■新型コロナウイルス感染対応を呼び掛けている場所やお店などがある場合は、指示にしたがいましょう。
■お出かけの際は、各施設、イベントの公式ホームページで最新の情報を確認しましょう。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。