「地球温暖化」の危機は国際連盟(国連)の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、「この10年間の対策が数千年先まで影響する」と非常に強い危機感の内容で警告しています。
温暖化の被害を抑えるため、「産業革命前と比べた気温上昇を1.5℃に抑える」というのが、国際社会で合意されてきた目標でしたが、2023年3月にIPCCがまとめた第6次統合報告書では、上昇はすでに1.1℃とのことです。
このまま温室効果ガスを今のペースで出し続けれてしまいますと、2030年までに1.5℃目標を達成できる限度を超えてしまう計算になります。よって、2025年までに排出量を減少に転じさせ、2035年には2019年比で60%減らす必要があるというのです。
地球温暖化が進めば、昨今言われている気象異常が増え、自然災害(この際、人的災害?)が激しくなる可能性もあり、日本でも2018年の西日本豪雨や2022年の猛暑も、地球温暖化が原因とまでは言えませんが発生確率が高くなっていたことが計算で示され、1.5℃の上昇により、「10年に1度」の熱波が起きる確率は4.1倍、豪雨の確率も1.5倍になると指摘されています。
2023年はすでに先日大雨で大きな被害が発生しています。
地球温暖化と言ってもあまりに大きなことではありますが、私たち一人ひとりの生活にもいろいろと影響してきていることは現実になっています。
この地球温暖化の要因に「温室効果ガス」があります。この温室効果ガスが地球の周りにたまり、濃度が高まると、太陽からの熱が宇宙へ戻らず、気温が上昇していきます。 「温室効果ガス」のおかげで地球は温かく保たれていますが、多すぎると温暖化の原因となります。温室効果ガスには「二酸化炭素」や「メタン」などいろいろなガスがありますが、なかでも二酸化炭素はもっとも温暖化への影響度が大きいガスと言われています。
さて、いまや世界中の方がダイエットや運動に高い関心を持っているらしいですよね。なかにはそんなことにはまったく興味がないという方もいらっしゃると思います。そもそも、ダイエットと言うと「=体脂肪を減らす」ことでもありますが、健康上は体重さえ減れば良いというわけではないですよね。キチンと栄養を取って、ケガや病気などしないように健康管理も大事です。
ところでいきなりですがダイエットで減らした体脂肪は、いったいどうなってしまうのか?
この答えをオーストラリアのニューサウスウェールズ大のアンドリュー・ブラウン教授と、米国の物理学者ルーベン・メアーマンさんが「英国医師会雑誌(British Medical Journal)に」報告しました。ちなみに、この英国医師会雑誌というのは世界五大医師会雑誌なのだそうです。だからと言って何なのかはともかく。
ブラウン教授とメアーマンさんがお医者さん、栄養士やパーソナルトレーナー各50人(計150人)に「脂肪が減ると、それはどこに行くのか?」という質問に対して、ほとんどの回答が「脂肪はエネルギーまたは熱に変換される」と答え、ほかに「脂肪の代謝物は糞便中に排泄される」「筋肉になる」と答えていたそうです。
私たちの脂肪細胞は中性脂肪が蓄えられています。ですので生物化学的には、「減量で脂肪だけを落としたいときは、脂肪細胞に貯蔵された中性脂肪を代謝すればいい」ということになるそうです。
この中性脂肪として貯蔵されるものは、「食事中の過剰な炭水化物やタンパク質が変換されて脂肪細胞の脂肪滴に貯蔵される」そうです。そして、「過剰に摂取された脂肪は分解されて吸収され、脂肪に戻して貯蔵」されるということです。
その中性脂肪は、「炭素」「酸素」「水素」から成っており、私たちが好むと好まざると蓄えた脂肪(つまり中性脂肪をエネルギー化したもの)を代謝すると、老廃物としての「水分(尿、汗や涙など)」と、息をするときに吐き出される「二酸化炭素」になるそうです。
難しい話・・・特に、高校時代に化学のテストで5点を取ったことのある私にとってはチンプンカンプンですが、変換の化学反応式は
温暖化の被害を抑えるため、「産業革命前と比べた気温上昇を1.5℃に抑える」というのが、国際社会で合意されてきた目標でしたが、2023年3月にIPCCがまとめた第6次統合報告書では、上昇はすでに1.1℃とのことです。
このまま温室効果ガスを今のペースで出し続けれてしまいますと、2030年までに1.5℃目標を達成できる限度を超えてしまう計算になります。よって、2025年までに排出量を減少に転じさせ、2035年には2019年比で60%減らす必要があるというのです。
地球温暖化が進めば、昨今言われている気象異常が増え、自然災害(この際、人的災害?)が激しくなる可能性もあり、日本でも2018年の西日本豪雨や2022年の猛暑も、地球温暖化が原因とまでは言えませんが発生確率が高くなっていたことが計算で示され、1.5℃の上昇により、「10年に1度」の熱波が起きる確率は4.1倍、豪雨の確率も1.5倍になると指摘されています。
2023年はすでに先日大雨で大きな被害が発生しています。
地球温暖化と言ってもあまりに大きなことではありますが、私たち一人ひとりの生活にもいろいろと影響してきていることは現実になっています。
この地球温暖化の要因に「温室効果ガス」があります。この温室効果ガスが地球の周りにたまり、濃度が高まると、太陽からの熱が宇宙へ戻らず、気温が上昇していきます。 「温室効果ガス」のおかげで地球は温かく保たれていますが、多すぎると温暖化の原因となります。温室効果ガスには「二酸化炭素」や「メタン」などいろいろなガスがありますが、なかでも二酸化炭素はもっとも温暖化への影響度が大きいガスと言われています。
さて、いまや世界中の方がダイエットや運動に高い関心を持っているらしいですよね。なかにはそんなことにはまったく興味がないという方もいらっしゃると思います。そもそも、ダイエットと言うと「=体脂肪を減らす」ことでもありますが、健康上は体重さえ減れば良いというわけではないですよね。キチンと栄養を取って、ケガや病気などしないように健康管理も大事です。
ところでいきなりですがダイエットで減らした体脂肪は、いったいどうなってしまうのか?
この答えをオーストラリアのニューサウスウェールズ大のアンドリュー・ブラウン教授と、米国の物理学者ルーベン・メアーマンさんが「英国医師会雑誌(British Medical Journal)に」報告しました。ちなみに、この英国医師会雑誌というのは世界五大医師会雑誌なのだそうです。だからと言って何なのかはともかく。
ブラウン教授とメアーマンさんがお医者さん、栄養士やパーソナルトレーナー各50人(計150人)に「脂肪が減ると、それはどこに行くのか?」という質問に対して、ほとんどの回答が「脂肪はエネルギーまたは熱に変換される」と答え、ほかに「脂肪の代謝物は糞便中に排泄される」「筋肉になる」と答えていたそうです。
私たちの脂肪細胞は中性脂肪が蓄えられています。ですので生物化学的には、「減量で脂肪だけを落としたいときは、脂肪細胞に貯蔵された中性脂肪を代謝すればいい」ということになるそうです。
この中性脂肪として貯蔵されるものは、「食事中の過剰な炭水化物やタンパク質が変換されて脂肪細胞の脂肪滴に貯蔵される」そうです。そして、「過剰に摂取された脂肪は分解されて吸収され、脂肪に戻して貯蔵」されるということです。
その中性脂肪は、「炭素」「酸素」「水素」から成っており、私たちが好むと好まざると蓄えた脂肪(つまり中性脂肪をエネルギー化したもの)を代謝すると、老廃物としての「水分(尿、汗や涙など)」と、息をするときに吐き出される「二酸化炭素」になるそうです。
難しい話・・・特に、高校時代に化学のテストで5点を取ったことのある私にとってはチンプンカンプンですが、変換の化学反応式は
「C55H104O6(トリグリセリド分子)+78O2 → 55CO2+52H2O+energy」
で、ここから推定し、化学量論的には脂肪10kgを減らすためには、酸素29kgの吸入が必要ということになるそうです。この化学反応により生成される二酸化炭素量が28kg、水分が11kgだと算定したそうです。ただし、この時点では10kgの脂肪の質量の割合は不明。
そこで、質量保存の法則にしたがって、重さを換算。その結果、体重減少の間に失われた脂肪の84%が私たちの二酸化炭素、16%が水分として排出されることを発見したそうです。
以前、「牛のゲップ(メタンガス)が地球温暖化の要因」ということが話題になったこともありましたが、人類のダイエットで排出される二酸化炭素も地球温暖化の要因になるかとも・・・。実際には人間一人が排出する二酸化炭素は、そのほかのものと比べると微々たるもので、そもそも、「息をするな」なんてことはできませんし、「ダイエットするな」とも言えませんから。
そもそも、仮に体重70kgの成人が座ってばかりいる生活の場合に吐き出す二酸化炭素量は1日約200g。ジョギング1時間で代謝率は7倍増加する計算のため、+約40gの二酸化炭素が排出されます。
よって、体脂肪1kg減らすダイエットでは1時間のジョギングを月21回、距離にして約150km~約200kmのジョギングをする計算になります。これは結構大変なことですよね。
だからと言って、より多く呼吸をすれば体重は減少するのかどうかですが、必要以上に呼吸することは「過呼吸(息を何度も激しく吸ったり吐いたりする状態)」になってしまいますので呼吸だけでダイエットしようとするのは危険でしょう。
人間はダイエットにいる二酸化炭素を排出する代わりに、過剰な生活環境をダイエットして二酸化炭素排出量を削減しないと。
どちらも日々の積み重ねとバランスが大切だということですけどね。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
そこで、質量保存の法則にしたがって、重さを換算。その結果、体重減少の間に失われた脂肪の84%が私たちの二酸化炭素、16%が水分として排出されることを発見したそうです。
以前、「牛のゲップ(メタンガス)が地球温暖化の要因」ということが話題になったこともありましたが、人類のダイエットで排出される二酸化炭素も地球温暖化の要因になるかとも・・・。実際には人間一人が排出する二酸化炭素は、そのほかのものと比べると微々たるもので、そもそも、「息をするな」なんてことはできませんし、「ダイエットするな」とも言えませんから。
そもそも、仮に体重70kgの成人が座ってばかりいる生活の場合に吐き出す二酸化炭素量は1日約200g。ジョギング1時間で代謝率は7倍増加する計算のため、+約40gの二酸化炭素が排出されます。
よって、体脂肪1kg減らすダイエットでは1時間のジョギングを月21回、距離にして約150km~約200kmのジョギングをする計算になります。これは結構大変なことですよね。
だからと言って、より多く呼吸をすれば体重は減少するのかどうかですが、必要以上に呼吸することは「過呼吸(息を何度も激しく吸ったり吐いたりする状態)」になってしまいますので呼吸だけでダイエットしようとするのは危険でしょう。
人間はダイエットにいる二酸化炭素を排出する代わりに、過剰な生活環境をダイエットして二酸化炭素排出量を削減しないと。
どちらも日々の積み重ねとバランスが大切だということですけどね。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。