囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

モノは考えよう

2023年01月31日 | 雑観の森/心・幸福・人生

 

コロナ直撃で会員数が激減したことにより

同好会活動の総体的停滞が続いている

だが、果たして悪いことばかりだったか

といえば、そうも言い切れない(と思う)

 

五段以上の高段者が減ってしまい

全体のレベルが落ちたのは痛いが

指導碁を厭わない高段者もわずかにいるし

このあたりは時を待つより仕方がない

 

だが、なによりコロナ対応によって

碁会が静かになり、落ち着いた雰囲気が出て

不快なシーンが影を潜めたことは大きい

 

おしゃべり碁、待った碁、石ジャラ碁—―

 

パチンコやマージャンのように

ワイワイガヤガヤの空気感が愉しい

と思い違いする御仁はほぼ姿を消した(と思う)

 

怪我の功名、とはこのことか

 

そもそもヒトの言動は内面的原理から流れ出るものであり

この原理で同じ状況で同じようなことを仕出かすのである

物心ついた頃に形成されたヒトの性格は

まったく修正の効かないものである

 

三つ子の魂百まで、とはよく言ったものだ

 


「筆取る道と碁打つこととぞ、

あやしう『魂』のほど見ぬるを、

深き労なく見ゆるおれ者も、

さるべきにて、

書き打つたぐひも出来れど」(源氏物語)

 

 

 

 

わき見▼生あくび▼鼻歌▼三味線▼せせら笑い▼盤側をパチパチ▼石をジャラジャラ

打掛ては石をひっこめる▼横を向いて足を組んでだらしなく▼アゲハマがばらばら

ハガシや待った!――このようなことは、賢明なあなたには、言わずもがなでしょう

人のふり見て我が振り直せ、でないとそのうち、誰も相手をしてくれなくなります

 

 

 



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