囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

なぜ百人碁会は存亡の危機に陥ったか

2023年01月29日 | 雑観の森/心・幸福・人生

 

バブルが弾けたのは、それなりのワケがある

フルサービスとセルフサービスを混同するな】

 

新型コロナ影響等により

百人碁会の会員数は3年で半減しました

創立三十年余で減少基調に転じたのは

これまでなかったことでした

 

じゃ、この間に減る一方だったか

といえば

実はそういうワケではないのです

 

新入会したい、あるいは、再入会したい

という希望者が五、六人はおられました

でも、結果として、入会者はゼロでした

 

というのは、会場の人数制限により

受け入れ困難な状況があったためですが

入会希望者本人にも問題があったのです

 

以前は、

会員を増やすことに軸足を置くばかりに

受け入れ時に十分な説明が行われず

会場確保・会場設営・世話役受諾等の当番

つまり義務的役務がないがしろにされ

その傾向は年々強まってきました

 

〝義務〟を生真面目にこなすヒトや

テキトーに辻褄をあわせるヒトがいる一方で

〝そうではないヒト〟が多数を占めるようになり

ギブ・アンド・テイクのバランスが崩れ

会の雰囲気が劣化するようになりました

 

「来る者拒まず、去る者追わず」が

ユル碁会を微増基調にしていたのですが

ゆるいということが不幸にもアダになり

コロナ渦で矛盾が顕在化したといえましょう

 

縮小均衡の負のスパイラルの渦中から

抜け出す見通しは見えにくいのが

残念ながら今の現実なのです

 

     ◇

 

さきごろ、

再入会の問い合わせが

知人を通じてありました

ざっくり、こんな話です

 

「数年前、会を辞めました。

当番がわずらわしくなったためです。

ほかの碁会に行ったのですが、

あまり居心地がよくありません。

もう一度、入会したいのです。

会費を多めに払いますので

当番を免除してほしい。

もう一度愉しく碁を打ちたい。

ぜひ検討してもらえませんか」

 

わたしの答えは、いわずもがな。

「地域の任意団体である同好会は

商売でやっているのではありません。

碁会所に行かれてはいかがでしょうか」

 

     ◇

 

同好会の再興の条件はなんでしょうか?

 

いちばん良いのは

比較的若い世代の新会員があること

60代以下あるいは女性であれば

会としても、より望ましい

 

仮にそうではなくとも

ちょっとした当番を嫌がらず

雰囲気を明るくしてくれるヒトが

少しでも増えること

 

いちばんよろしくないのは

ミーイズムが強く

己の主義主張を無理強いするヒト

こうした輩の言動を放置すること

 

会は、常に

浄化していかねば

水が清くはならない

としたものです

 

 

 

 



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