囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

名人の本手❻

2020年05月30日 | 【カベ突破道場】 全局

 

「5子局」~ 藤沢保少年(11)が本因坊秀哉名人に挑む の巻】

 

 

▼第5譜(問題図を再掲)

▼第6譜  正解は 17の十五

「白1、3のコウ材は、三々入りのほうが勝っていたかもしれぬ」(秀哉)

黒には4と6の粘りがあり、被害は最小限に食い止めた

名人は、白7で8と切れば生きはあるが、Aと二子を取られては妙味なし

と判断されたのだろう

黒8とツイで下辺がそっくり地になっては

黒の打ちやすい局面になった

 

「黒10ではBと押し付けて三子を取り切るべきである」(秀哉)

黒10とこちらをツイだため、白11のオシが利くなど

下辺の利得は大幅に減少した

とはいえ、下辺60目の確定地は、白の全部の地と匹敵する

(藤沢評)

 

 

碁友の解答


【初段Aさん】

ayu123です🙇
何時ご苦労様です🙏
その後のコウ材ですが 白16-十五の割り込みでは?

 
【高段Bさん】

16十四のノゾキ。黒がコウを解消すれば15十四で右下の黒石の一群を分断します。それにしても本因坊は黒陣深く入りますね。藤沢少年としては、コウに持ち込まずに先手をとり、白9の点に打って右下を囲う戦術もあったのでは。このあたりの構想が、将来の名誉棋聖と我流鈍才との差(天地)でしょう。 我流男」

 
【級位Cさん】

ブログの表紙が変わったんですか?
解答と問題を探すのに、ひと苦労しました。

白のコウ材は「17の十四」では?
黒は抑えると次の黒のコウ材が見つからない。
結果下方は白地になる。

「ら・マンタの男」


         ◇
 
 
■問題=黒が下辺に大地を確定させた後

秀哉名人が打った白の一手は?

次譜では意外なところから白にもチャンスが生じる


??????????????????????????????????????????

黒が置石の利を保ち、中盤に入りましたが

ここからも白がさまざまな技を繰り出し

下手の受け方を試していきます

本手の凄みを実感いたしましょう

 

碁会同人から解答を募ります

「着点」と「その理由」を明記

あす「午後5時」締め切り

???????????????????????????????????????????

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。