囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

にっぽんの美意識

2020年10月03日 | 雑観の森/芸術・スポーツ

 

繊細な言葉の“色香”を味わう ~ の巻】

 

10月3日は

飯田蛇笏(いいだ・だこつ)の命日です。

蛇笏忌や山廬忌(さんろき)と呼ばれ、

秋の季語にもなっています。

 

蛇笏、龍太の句には

古典に表れる伝統色や

近代以降に広く用いられた慣用色が

さりげなく配され

味わい深く にじんでみえます。

 


飯田蛇笏(明治18~昭和37年) 山梨の俳人。別号に山廬。高浜虚子に師事し、山村で暮らしつつ格調高い句作を続け、村上鬼城などとともに大正以降の「ホトトギス」隆盛期における代表作家として活躍した。俳誌「雲母」を主宰。四男の飯田龍太が、蛇笏没後に継承した。

 

 

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 蛇笏

 

夕空の紺まぎれなき山廬の忌 龍太

 

 

 

 

 

 

 

 



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