【ザル碁ヘボ碁あるある / いにしえの川柳、狂歌から】
碁盤には
縦と横に19の線が引かれ
361の交点が存在します
原則 どの交点に打っても良く
ボードゲームで最も複雑といわれます
AIが最後まで人間の碁打ちを
征服できなかった所以です
碁に造詣が深かった川端康成は
こんなことを語っています
「碁というものは
中国の哲学であるところの三六〇の陰陽――つまり
天文学に関係しておこったのではないかと思います。
碁盤の目は三六一、そして天体は三六〇から成っていますね。
はじめは勝負事ではなかったのではないでしょうか。
天文を研究する道具ではなかったのでしょうか」
着点はどこでも良い、とはいえ
一路違いで好手にも悪手にもなり
その違いにより全く別の碁となります
「たった一路違いじゃないか
そんなに変わりはしないぞ」
などと のたもうなかれ
雑駁な碁打ちに上達なし
勝手にお愉しみくださいませ
ただし碁技を競うには
あなた様は向いていません(笑)