【「左打ち」にした本当のわけの巻】
■「右利き」のわたしが、野球ではスイッチヒッターにしたのと同様、囲碁でも「左打ち」にした本当のわけ。井山最強の一言でした。「右利き」の彼は幼いころから碁だけは何故か左手を使っていたそうですが、最強者となってからのインタビュー記事で「右では打てません」と話していました。
■わたしは不遜にも「守りにはいったか」と思いました。ならば守るものなどないわたし。左に変えるのに3カ月ほどかかりました。対局のない日は、左のポケットに碁石1個を入れていました。今は快適です。1子(=1段)ほど強くなったような気がします。ぎごちなくなった分、しっかり考えて打つようになった? 特に右脳を使っている感覚が強まりました。(思うのは、勝手です)
■かなり強い人でも碁笥(ごす=碁石の入れ物のこと)の上に手を乗せている人がいます。中には石をゴチャゴチャかき混ぜるクセの人もいます。親しい人には指摘し、直すよう進言していますが、マナー違反のなかでももっとも悪い。盤面に意識を集中すればいいというものではありません。アマであっても、あたり一帯に気を張ることが、自分にも相手にも観戦者にもよろしい「三方よし」と思います。
わたしの彼は左きき 三人娘(南沙織・天地真理・小柳ルミ子)とともに「元祖女性アイドル」といわれた麻丘めぐみの代表曲。1973年オリコン1位獲得。麻丘は右利きだが、当時は左手でサインをしたり、左手で箸を持ったりしていた。
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さて、さきほど並べた碁の写真を掲載します。
20年近く前のトップ棋士対局(先・石田芳夫九段と張ウ六段、棋聖戦リーグ)。
5目半コミ出し、各5時間、262手完、黒2目半勝ち。
200手まで微細な形勢。石田は「ここからアマ県代表でも、何人が勝ち切れるかわかりませんよ」といい、プロとアマの差は「ヨセの正確さ」だと断じます。ヨセの練習のために、この碁を時々並べています。1年前から記録していますが、今回で「38回」になりました。
▼黒の小目と小目は古来、美しい布石として人気。AIは星が好きですが
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▼左上はプロの碁で姿を消しました。AIは黒のハネツギは損と見ているようです
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▼終局後、ダメ詰めしました
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▼アゲ石で中央の小さいところを埋めます
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▼整地しました。手際よくやるより、紛らわしくなく、正確に。ゆっくりで構いません。数えなくても、相手も自分も「一目で分かる」ようにしたいものです。
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碁会所へあまりいけないので、整地の仕方がいい加減なんです。
一応教えて頂いているので間違いのある整地ではありませんが、
>「相手も自分も一目で分かるようにしたいものです」
勉強になります。
エラソーに書いてますが、わたしもちゃんとできませんでしたし、いまでもできません。ネット碁のヒトが多くなり、「高段」でもできないヒトもいます。でも所作も含めての「碁」だと思い直し、勉強し直しています。最後まで並べたついでに、整地もするようにしています。やればそれなりになってきました。