【時代の流れに乗るか、乗らぬか の巻】
雌猫さんの調子が悪く
診察・点滴の日々。
平日の待合室の長椅子は
「一つ置き」に座らねばならぬ、
とのことで常に混雑している。
オーナーは立って待つほどだ。
休日は予約制となる。
わたしが子供の頃は
金持ち以外に電話がなかったから
友達の家の玄関先にて
「〇△ちゃん、遊ぼ~」
と大声を出すか、
いつもの空き地に行けば
三角ベース野球が
始まっていた。
今は親同士が
「子供の遊び」を
予約しなくてはならぬ時代。
そりゃ、相手の都合を考えると
予約は良い方法であるが
ちょっと息苦しい感じがないでもない。
ワクチン予約の混乱はどうか。
市役所の予約センターは
電話もネットも
受付終了のままだったが、
片や大規模接種会場はガラガラ。
最初にPCができる高齢者が殺到し
あとは出来ない人が大量に残ったのか。
そこで、わたしもあっさり
予約してしまったというワケ。
来るべきポストコロナ時代は
何から何まで予約せねば
始まらないのであろうか。
そんなに予定調和が大事であるか。
上手く予約できる人あれば
なかなかできない人もある。
こんどはデジタル格差か。
ああ、ちょうわは、いや昭和は遠くなりにけり。
▲ダイヤルを回す、なんて言葉は死語になって久しい
▲わたしが〝一発予約〟した大阪会場は、まだ7割が空いている
あとがき
気の迷いでマイナンバーカードの申し込みをしてしまい
昨日、「受け取りに行きます」と電話したら
「予約日は7月1日以降でしたら云々」といわれた
え? 受け取りだけでも半月待ちか……
「受け取りに行けるかどうか
予定がはっきりしてから、
また電話します」
「1年か2年は置いておきますから
また、お電話ください」
――だってさ