【昭和40年発行「囲碁百科辞典」を紐解けば。 の巻】
■楽に打つ 気楽に打つこと。相手を無理に負かそうとせず、またそう深刻に考えないで、のんびり打つこと。
■楽碁 責任のない碁。懸賞のかかっていない碁。賭け碁ではない碁。
■分ける 懸賞を分ける。「ご隠居が分ける権利を持つ」。
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最近は、気楽な碁を打つことが多い。
本拠地碁会では、コロナ対策で分割・時短、そして寒さ。
ゆったりした空間、静かな環境、これもなかなかよろしい。
多人数でワイワイやるのもいいが、案外これもいける。
だがラクは、タノシイと、同義ではない。
時には真剣勝負、時には楽碁。
メリハリの付いた碁が打てるのは
素人の特権なのである。
<了>