デザインを考える足掛かりになるもの。
前回は素材についておはなししましたが 今日はテーマについてです。
皆さんご存じのように 私はウイリアムモリスが大好きで
ギャラリーに来られたイギリス人から モリスクレイジー とよばれたとことがあります(笑)。
冒頭の画像は atelier‐familyさんのインスタグラムよりお貸りしました。
モリスの代表的なデザイン「ストロベリーシーフ」のスカート。
数年前、インスタで拝見した瞬間、お取り置きをお願いした川口でした~。
実は 私の代表作となっている「ストロベリーシーフ」は
このデザインをもとにソウタシエで作っています。
こちらは制作中の様子です。
今見ても鳥がかわいい。なんか楽しそうに作ってるなあ。自画自賛ですみません。
こちらは お花のブローチ「ガーデンチューリップ」
もとになったデザインは ウイリアムモリスの「ガーデンチューリップ」です。
なんとなく雰囲気ありますかね?
有名な絵画やデザインはすでに素晴らしい形と色をもって後世に受け継がれています。
それを参考にするのは 素敵なデザインに出会う近道かもしれません。
大切なことは 自分らしくどう解釈していくかということで、
自分なりの解釈で制作することにより オマージュ作品となっていきます。
ソウタシエはコードの動きと最後の始末があるので
そのままのパクリはやりたくてもできません。
必然的に自分の解釈が求められてきます。
自分の解釈=オリジナルを作っていく手掛かりになる と思います。
そして 美しいデザインは 既存のアートの中にあるだけでなく
自然物にも存在します。
これは ヤモリのブローチです。
作りたい!というご要望でキット化もしました。
キットはこちらで販売中。よかったらどうぞ。→ヤモリのブローチ ライトベージュ
ソウタシエで動物を作る場合
写実的な表現より
特徴をつかんでデフォルメしている方がかわいく、そしてわかりやすい。
こちらはウサギのバッグチャームのキットです。
(売り切れでショップにはありません。すみません。再販できるようがんばります。)
耳の長さを出すのかなり苦労しましたが、ダガービーズの前にツインビーズをいれることで
長さが出ました。デザイン的にもポイントになってよかったと思っています。
動物の特徴をとらえるためには イラスト集等参考にすることも多いです。
大切なのは ソウタシエならでは表現方法。
コードをどう回していけば それらしくなるかな?
まるで難しいクイズを解くような感じで 楽しい時間です。
よかったら挑戦してみてくださいね。
それでは 最期に現在作りかけの作品を。
何かわかります?
気が付いた人はさすが。モリスファンですな。
そうこれ。「るりはこべ」
構成に悩みまくっているので 完成まであと一ヵ月はかかりそうです。
次回は ソウタシエの裏の処理についてとりあげてみたいと思います。