袋井市カメラクラブ

ダイビングによる水中映像や陸上の写真など。

アイナメ感動の2ヶ月間 卵を守る父の姿とハッチアウト(孵化)

2010-02-17 09:20:00 | スキューバダイビング
ついに、アイナメの定点観察最終報告です

2009/12/2 に観察を始めた体調50cmほどの雄のアイナメさん
その後もその場所から離れることなく
複数の雌に卵を産ませ、大量の卵を守っていました。
観察を続けること2か月
2010/1/29 ついにそのハッチアウト(孵化)が見られました。
このハッチアウトの瞬間をビデオに収めることができました。

アイナメは、体長60cmになる魚。
眼上皮弁があることや、鱗が小さいことが特徴。
アイナメは、遠州の空っ風と呼ばれる冷たく強い風が吹く冬に産卵期を迎えます。
2009/12/2
繁殖期の雄は、体色が黄色に変化します。
産卵する場所は、海藻の茎や岩の上など。
枝の様に見えるヤギが少し固まって生えた所を選んだアイナメが、その場を掃除しています。
アイナメの雄は、複数の雌に同じ場所へ産卵させるため、色の違う卵や孵化時期が異なる卵が同時に見られます。
これらの卵を雄のアイナメが孵化まで、昼夜を問わずずっと見守り続ける姿をとらえました。
20101/29
孵化の時期が来ると、お父さんアイナメは自分の鰭や体を使い卵に刺激を与え、孵化を促します。
弱い子供は、ハッチアウトの途中で死んでしまっています。
これも厳しい自然の掟、強い物だけが水面めがけ元気に泳ぎだしていきます。
2010/2/6
2か月以上にわたり長期間卵を見守り続けた、お父さんアイナメはその仕事を終えていなくなっていました。※産卵からハッチアウトまでは、2ヶ月ではなく2~3週間?(不明)などもっと短い期間です。次々と卵を産ませた結果、全ての卵がハッチアウトするまで2ヶ月になったのでしょう。アイナメ父の感動の姿を、ぜひ動画でご覧下さい。

【動画】アイナメ感動の2ヶ月間 卵を守る父の姿とハッチアウト(孵化)
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【動画へのリンク】
http://www.youtube.com/watch?v=NTtJ_b4MeEI

アイナメ水中写真
アイナメ

アイナメの卵水中写真
アイナメの卵

アイナメの孵化(ハッチアウト)水中写真
アイナメの孵化(ハッチアウト)

【ツアー情報】
・2/20 土 満席
・2/21 日 満席
・2/25 木 空いてます
・2/28 日 満席
・3/06 土 残席2
・3/07 日 残席3



ミジンベニハゼとタコの同居

2009-12-28 09:27:00 | スキューバダイビング
皆さん、もう年賀状は書きました?
FunSeaは、昨年から年賀状を出すのをやめましたのでご了承ください。

さて、大瀬崎でタコミジンと言われて、話題になっている
驚愕の光景を皆さんは、もうご覧になりましたか?
私も、話には聞いていましたが、それほど興味も湧かずでした。
しかし、現地ガイドさんにあるhpの写真を見せてもらったその時
驚愕しました。
なんと、タコの頭の上にミジンベニハゼが乗っているんです・・・
信じられないその光景に笑うしかありませんでした。
で、早速見に行ってきました。
さすがに、タコの頭の上には乗っていませんでしたが
そこには、タコとミジンベニハゼが、1つの空き瓶に非常に仲良く暮らしていました。

ミジンベニハゼとタコ同棲水中写真
ミジンベニハゼとタコ同居

その仲良しぶりは、動画でご覧下さい。

【動画】ミジンベニハゼとタコが同居
ぜひ、フルスクリーンでお楽しみください。
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チンチロフサゴカイ泳ぐ!

2009-11-10 08:20:00 | スキューバダイビング
チンチロフサゴカイという、面白い名前をした生物をご紹介。

伊豆でダイビングを始めて間もなくするダイビングにも慣れて、
いろいろな物に目がいくようになり始める。
すると、ゴロタの合間に気になる糸のような生き物がいるのが目につくようになる。
それは、チンチロフサゴカイの触手です。
触手はよく見かけるものの、全身をみることはなかなかない。
マニアックなお客様に、この「チンチロフサゴカイの全身を見せてくれ!」とのリクエストを受け、
その時についでに撮影したものです。
2009/9/6 撮影
泳ぐシーンは、貴重ですね。

【動画】チンシロフサゴカイの泳ぐシーン
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オハグロベラ

2009-05-24 08:28:00 | スキューバダイビング
5/23大瀬崎で安全停止中にとてもきれいなオハグロベラがいたので、ご紹介します。
ベラ科という科は種類が多い科でして
コブダイなんてタイとつくのに、本当はベラの仲間。

オハグロベラ水中写真
オハグロベラ 雄 婚姻色
私が今までよく見てきた婚姻色は、こんなに背びれが赤くなかった。
ま、魚の体色なんて気分で変わるのであまりあてにならないんですが。
ここまで背びれが赤くきれいだと、とても気になった。
オハグロベラの産卵期は、これから。
先日も雄同士の喧嘩が見られたので、産卵期はもう始まっているんだろう。
写真の個体は、岩陰であまり動かなかった。
で、結局のところ、なぜこんなに赤がきれいに出ているのか分からない私でした・・・。
知ってる方教えて下さい。


ダウンカレント

2009-05-08 08:28:00 | スキューバダイビング
今日は、ダウンカレント(ほんの一例)の紹介です。
と言ってもまだまだ私は、ほんの一部しか知らない。
ダウンカレントとは、深い水深に向かう潮の流れのこと。
一般的に潮(カレント)は、水面に対し水平方向(横)に流れるのが普通ですが、
ダウンカレントは下へ向かって流れます。
強さに差はあるものの、大瀬崎柵下や先端でも発生します。
またこれとは逆に「アップカレント」なんてのも存在します。その名の通り上(水面)に向かって流れます。
写真は、先日5/2に行ってきた神子元での写真。
モデルは私ですが!(笑)

ダウンカレント水中写真
当日の神子元 高根のほぼ頂上です。
私の吐いた泡が急カーブを描いて、完全に下に向って落ちて行きます。
特筆すべきは、「全ての泡が」というとこでしょうか。
全ての泡がこのように下に向かうのは、けっこう流れている時だと思います。
この時顔に受ける潮の強さは、フードの両サイドに潮の流れが入りこみ膨らんでいました。ちょっとフードが外れそうな感じがしました。
もちろん、下手に横を向くとマスクが外れます。
ニザダイ成魚も、潮に負けて吹っ飛ばされて一瞬で飛んでいきます。なかなか見ない光景。
これを見ると、人間の力が及ばぬ世界だということがよく分かります。
そして、楽しいような・・・この後どうしようか?・・・ちょっとドキドキする感じ。(※1が予想される為)
でも、両手を使えば岩を掴んで前にも横にも進めるのでまだいい。進めない時もある。
流れに慣れているお客様でないと、こんな場所に案内できないです。

※1(当日の状況)
岩を離した瞬間から、BCの給気ボタンを一気に押し続けパンパンに入れます。
同時に真上に向かってフィンキック!
それでも落ちていく水深。
ま、根から飛びだす方向を変えることである程度避けられるのですが、今日はあえてダウンカレントを楽しみます。
ダウンカレントから抜け出し、フロートを打ち上げます。
(更に潮が速い時は、フロートは上に上がらず、吹っ飛ばされて紛失することもあるらしい。まだまだ知らない世界は山ほどある。)
もちろんパンパンにエアの入ったフロートを持ちながら安全停止(-5m)をしているにも関わらず
またもやダウンカレントで、フロートも私も一緒に-7mくらいまで引きづり込まれます。
危ない危ないとフィンキックして-5mをキープ。
しかし、吐いた泡が周りにまとわりついて視界が遮られます。
そう、近くに根なんて全くないようなこんな場所でも潮が巻いているんですね。

ダウンカレント水中写真
一部の泡は、上へまたは下へ。
この位だと、普段潜られているお客様でしたら潮の流れを楽しめます。

ダウンカレント水中写真
ほんの少しダウンカレントも見られますが、ダウンカレントというより、普通に横に流れている感じ。
まずは、この位から楽しみませんか?

今年も神子元へのツアーを開催します。
当店の普段のダイビングスタイルとは全く異なる神子元。
ダイナミックなダイビングスタイルは、癖になる人続出中。
しかし、潮の流れを体験するにはそれなりのスキルも必要です。
ファンシーでは、神子元を楽しむ為の学科講習を2時間、実技を1日行っています。
ぜひ皆さんも受けてみて下さい。
今迄とは違うダイビングもしてみませんか!


ハナギンチャク

2009-04-30 08:31:00 | スキューバダイビング
普段見かける、ムラサキハナギンチャクをご紹介します。

刺胞動物門 花虫亜門 花虫綱 六放サンゴ(スナギンチャク)亜綱 ハナギンチャク目 ハナギンチャク亜目 ハナギンチャク科

相模湾以南、日本の西太平洋側、九州西岸に分布し、砂泥底を好みます。
だから大瀬崎の湾内では、普通に見ることができるんですね。
小さい頃、磯場で遊んだ時によく見かけたイソギンチャクとはだいぶ異なるところがあります。
それは、岩に付いていない!
砂泥の中に、大根のようにささっているだけ!
まだまだ、おもしろい特徴がありますのでファンの時にリクエストして下さいね。

大瀬崎水中写真:ムラサキハナギンチャク
定番だけど、やっぱきれーですよね。

大瀬崎水中写真:ムラサキハナギンチャク
これも良く見かけます。

大瀬崎水中写真:ムラサキハナギンチャク
水中も新緑って感じです。


トビエイ

2009-04-19 08:28:00 | スキューバダイビング
最近人気のトビエイ&でっかいエイを動画でご紹介。
09/04/16 田子ボートダイビングでの映像です。

伊豆のマンタこと「トビエイ」さんは、大きいもので盤幅1mくらい。
この時期は産卵期らしく、多い時には50匹の群れとなっているところがダイビング中に見かけられる。
ま、そんな大きな群れには「運」が必要ですが
単体なら、ほぼ100%見ることができる。
単体の時には、ぜひゆったりと泳ぐ姿をじっくり見て下さい、マンタのように優雅です。

【動画】きれいな映像ではないの事、ご了承下さい。
<object width="480" height="385"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/kFEG2n0pGhA&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;rel=0"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/kFEG2n0pGhA&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;rel=0" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="480" height="385"></embed></object>

大瀬祭りツアー時の、おばか踊り動画も見れるようになりました。
辛いことがあった時は、この映像を見て忘れよう!(笑)
http://www.youtube.com/user/funsea17映像提供:さんちゃん


ヒレナガカサゴ

2009-04-04 08:28:00 | スキューバダイビング
ダイバーの間では、珍しい魚として話題のヒレナガカサゴ
09/03/22に撮影した個体です

ヒレナガカサゴ水中写真
ヒレナガカサゴ Neosebastes entaxis
硬骨魚綱 カサゴ目 フサカサゴ科 ヒレナガカサゴ属
食味については、情報なし。釣りでもレアな部類に入る感じです。
千葉、館山~土佐湾。やや深い岩礁域にすむ。と記載されている
釣師のHPには、水深60mで釣ったという情報も載っていたので、ダイバーが見る機会が少ないのも納得。
全長 20cmになるそうです。
今回、大瀬崎で見られた個体は、幼魚ということです。

一緒に潜ったゲストが、ヒレナガカサゴの後方からライトを当てた時には、
目が真っ青に見えました。
なんとなく顔が、おっさんくさく見えるのは私だけでしょか?


春濁りのお花畑

2009-03-29 09:00:00 | スキューバダイビング
いよいよ、楽しい春濁り。
こんな時期は、あまり移動しないで、普段見過ごしているものじっくり見たり、撮影するのも楽しいです。
お花畑があちこちにありますよー。

大瀬崎:水中写真
これはいったい何でしょう?(^^)

大瀬崎:水中写真
ピンクのすけすけボデーがきれいです。
お食事中ですね。

大瀬崎水中写真
水中に咲く一輪の花。けなげな感じ?

大瀬崎:水中写真
華やか~。

水中でもお花見しませんかー?