介護終わりました

20年近い主人の介護に終止符無事に見送る事が出来ました。

今日は海の日・・・

2017-07-17 07:33:58 | 日記
今日の札幌の天気曇りー暗い朝です。
昔話になってしまうが、
海と言えば懐かしい・・・
子供たちがまだ小学校、中学生、高校生の子供たちを、
毎年夏休みになると、家族全員で海に出掛けた。

うちには自家用車はなく何時も大荷物を抱えて汽車で行く。
うだるような暑さの中汽車に乗るが、
家族で海に行く嬉しさで子供たちは誰1人文句を言わない。

主人は私たちを連れていく海は無人駅で降りると直ぐそこが海。
石原だ、主人は場所探しいい場所を見つけると、
直ぐに子供たちに手伝わしてかまど作り。
子供たちに、かまど1つにしても、
風の向きを考えろ、大きい石をこうやって置く様にとか、

小学生の次男には浮き輪を離すな・・
中学生の長男には、泳ぐ前に体をよく動かして体操する事。
長女には母さんに手伝って、かまどの番お湯を沸かすこと。

そういって長男を連れて海の中に入る、
あそこの岩のところまで行くからお前は岩に座っていれと言い、
主人は腰に網の袋を下げて潜っていく、
心配そうに海の中を見つめる長男。

長男が心配して海に潜るがすぐに上がってきて岩に掴まる。
まもなく主人はうれしそうな顔をし海から上がってくる。
腰の網の中にはいろんな貝やらウニが入っている。

石のかまどの上の鍋のお湯はグラグラ煮立っている。
その中に今獲りたての貝、ウニを入れる。
長男が言う事には、
長男【父さん凄いんだよ,すんげい深い所まで潜るので俺やばかった】
父と息子の絆また更に深くなる。

小学生だった次男は主人にカニの獲り方を習い大喜び。
そうそう、海に行く前に主人はイカ飯を作ってくれそれも持参。
主人は自然の中で色んな事を子供たちに学ばせようとしていた。

娘が中学生の頃、主人は少し寂しい思いもしたことがあった。
何処に行くのも何時も家族全員参加が決まりでしたが、
ある日を境に主人と一緒に歩くのは嫌だと言い出した。
主人は【小遣い上げるからとか洋服買ってあげる】と言ってもダメ。
娘の言う父さんと歩かない理由は(援助交際)と間違われるの嫌だからと言う。
丁度その時代は(援助交際)の事で新聞を賑わして居た。

主人も納得したが、でも寂しかったみたいだ。
娘抜きで外食していると、
なんか変だな、何か忘れ物をして居るみたいだとぶつぶつ言ってたっけ。

現在社会人になった長男、次男、あの頃の主人の年と同じくらいになった。
息子たちが口を揃えて言う言葉は。
姉ちゃん怒ると恐いけど父さんは姉ちゃんが1番好きなんだね?と言うと、
主人【嬉しそうな顔をしてうん】
色々あったけれど今が1番幸せと感じている今日この頃です。
海の日にちなんだ思い出でした。