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koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

重文損壊

2008年02月19日 21時39分08秒 | 時事問題,ニュース

上町断層-住吉大社
生駒断層・奈良盆地東縁断層-法隆寺・薬師寺・東大寺
花折断層・京都西山断層-広隆寺・平等院鳳凰堂・三十三間堂・二条城・清水寺
猿投-高浜断層-名古屋城


今朝の朝日新聞によると,近畿・中部圏で内陸直下型のM7級の地震が起きると,以上のような文化財が倒壊,或いは火災に類焼のおそれがある,と,政府中央防災会議が発表したらしい。


周知のように京阪奈良地区には我が国古来の文化財が集中しており,大戦中も米軍が空襲を避けたくらいである。
そこをM7クラスの直下型大地震が襲ったらひとたまりもあるまい。
上に挙げられたのは主だった文化財で,その他だと例えば生駒方面だと如意輪観音のある観心寺,奈良方面だと興福寺や唐招提寺,京都市内だと金閣・銀閣,名古屋方面だと犬山城等,枚挙に遑がない。


だいたい今の一般住宅でさえ,ようやく耐震・免震構造となったのは四半世紀前のことであるから,最古の木造建築と呼ばれる法隆寺再建当時の8世紀に地震対策など施されている筈もない(臍の切り方等,木の特性を驚くほど熟知した工法だったらしいが・・・)。
文化財を未来永劫にわたって保守保全していくことは,我々の務めなのである。
有名な清水寺の舞台は補強工事が行われるようだが,当時の施工技術と現代のそれとのギャップに悩まされていると聞くし,同じく屋根の葺き替え工事が始まった銀閣も,構造の補強に入るらしい。


尤も,これらの建築は,数百~一千年以上の風雪に耐えてきたものばかりである(除:金閣・名古屋城)。
例えば東大寺の大仏殿は,地震の直撃にあっても変形こそすれ倒壊は免れるという調査結果が出た。
これなんかは,むしろ火災による仏像等の消失が怖いという・・・。


いずれにしても,これらの文化遺産を守らなくてはならない。
先日,京城(これって使用していけないのか・・・??) の南大門が不審火によって消失する事件があった(犯人日本人説がまことしやかに流されたのは噴飯ものだ・・・)。
残念な限りであるが,我が国でも貴重な文化財を失うことの無いようにしたいものだ・・・。


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