ビゼー:「アルルの女」 第1組曲~No.2:メヌエット:前奏曲:クリュイタンス/パリ音楽院O
仕事の帰途,たまたま愛車のCDトレイに載せた音盤から流れてきた一曲。
弦楽合奏に始まる清冽なメヌエットだ・・・。
ラテンものに食指が動かない筈の私だが,突如これを聴いて若い頃に西新宿の東郷青児美術館で,有名なゴッホの「ひまわり」を見たときのことを思い出した。
あの時も脳裏にこの曲が明滅したものだった・・・。
未だに見たことのない南欧プロヴァンスの海と台地が想起され,その晩はワインを飲んだ筈だ・・・。
若き日への追想は,懐旧の念と焦燥が交錯する。
音楽というものは,その時代の風を纏っているものなのだろう・・・。
私が仕事帰りに聴いたのは,アバド指揮ロンドン交響楽団によるきりっと冴えた演奏だったが,これは名匠アンドレ・クリュイタンス(1908-67)が,今は亡きコンセルヴァトワールのオケを指揮した極めつけ・・・。
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