初回・2回と連続して併殺でチャンスを不意にする。
運悪く詰まった当たりが中前に落ち,チャンスを広げられ,中犠飛で先行される。
悪い流れは毎度毎度で,今日も追う苦しい展開か・・・と覚悟した途端の3回裏がすべてだった・・・。
打者一巡の猛攻で一挙8点。
しかもホームランはおろか,外野の間を抜ける長打も無く8点。
完全に入れ食い状態で,久々に安心して見ていられるゲームとなった。
明日の岩隈先発を見越して来なかった輩には,はっきり言ってざまあみろである。
永井先発の勝ち試合は初めてだ。
現時点での首位決戦だったわけだが,こういうナイスゲームが増えれば優勝は見えてくると思う。
そして,混パ・乱パと言われるだけに,連勝の価値は大きくなる。
勿論,こんなおいしい試合はそうそう有るわけではない。
4月を遂に首位で乗り切った我が楽天だが,そんなこんなでうまく行くほど世の中甘くないのである(例外は85年の阪神と,翌々年の西武だけだ)。
ただ,私が常々感じるのは,地元球団を持つ喜びである。
申し訳ないが,東京・横浜・所沢・名古屋・大阪・神戸・西宮・広島・福岡・札幌,そして我が町だけが幸運にも味わえる特典であろう。
これって小規模なナショナリズムではないだろうか・・・。
国粋主義とか国家主義といった右傾化した印象の強いことばであるが,郷土を愛し贔屓することこそナショナリズムの基本ではないだろうか・・・。
そして,五輪で日本人選手を応援したり,私のようにF1でTOYOTAを贔屓するのは,完全にナショナリズムの発揚ではないだろうか・・・。
話が完全に逸れた。
つまり,強い・弱いではなく,地元を愛し応援する姿勢こそ肝要,と言いたかったのである。
そして,話を野球に戻せば,地元球団をぶっ壊れながら応援してこそ本当・・・と思うのである。
誤解と反論覚悟で,酔いに任せて言うが,聖地レフトスタンド上段でぶっ壊れてこそ,真のファンたり得ると思う。
断言すれば,私はそこ以外で楽天一軍のゲームは見たくない。
5倍の金を出して,ネット裏で見るなどという行為は,私の範疇外である。
野球を静かにじっくり見たい,というのならば,TVで見るのが何よりも良いのだから・・・。
・・・ということで,大満足だった。
15安打を浴び,12点を失って完投したオリックスの中山は,はっきり言ってお立ち台に載せてやりたい。
そして,左殺しの責務を一昨日に続いて全うした中島を賛美したい。
何よりも,殊勲は急造レフトの草野だろう。
誰が何と言おうと,今の楽天で最高に格好良いのは他でもない草野である・・・。
西の山の端,夕日が落ちる・・・
何度やっても,これだけは止められない・・・
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