人が人に感動を与える瞬間とは、どういう時だろうか?
昔、野茂選手が大リーガーとして活躍し、その経緯をかいま見たとき大きく感動しました。
ひたむきな高校野球にも感動を覚えます。スポーツにひたむきに取り組んでいる方を見たらその純粋さに感動するのだと思います。
絵画や音楽でも感じ方に違いはあれども、やはり作り手の純粋さが伝わり、感動します。テクニック(技法や技術)は、より多くの人に解りやすく感動を与えるために存在していると思います。表現力のためです。
根っこの感動は、「純粋さ」がもたらすのだと思います。
「何かを成し遂げたい」「何かを伝えたい」などの純粋な感情です。
伝え手のテクニックで表現力、伝わる強さが変わるなら、受け手の純粋さもそれを手伝いします。受け手がフラットな気持ちで(フィルターをかけないで)、しみじみと事象やもの、造形物を感じれば、感動が生まれると思います。
伝え手と受け手、その間にコミュニケーションが存在するのですから、両方の純粋さが必要になります。
そして、人は素直に率直に褒めることで、感動することがあります。素直な気持ちや率直さは、そこに余分な感情が入らないからだと思います。
「えー、そんないい風に私のことを見ていてくれたの!」
「そんなところをちゃんと見ていてくれた人がいたんだ!」
「素直に褒める」こんなに簡単に人を感動させることが可能になります。たいていは大きな感動には、結びつかないかもしれません。
しかし小さな感動こそが大切で、小さく感動する状態を作ることで、その感情が大きな感動が生まれやすくなると思います。
人をよく観察し、いいところを見つけて、率直に伝えて(褒めて)みませんか?
きっと、新たな発見と感動がありますよ。